あらすじ
サントリー「伊右衛門」ほか、数々の名作CM・ヒット商品の裏に、
この「メモ」がありました。
・仕事のスピードが追いつかない、
・いきなり大勢の前で話さなければならなくなった、
・まったくアイデアが出てこない、
・チームの若い人が苦しい思いをしている、
そんなときに自分を救ってくれる「メモ術」が、本書を読むだけで、一生身につきます!
本書は、いま広告業界でオファーが絶えない気鋭のコピーライターが、
自身のハイパフォーマンスを支えている「メモ書き」について解説したもの。
著者は、この「メモ書き」で常時、数十もの案件を同時並行で進め、
期待以上の結果を出し続けている。
「型」となるのは、以下の3ポイント
・情報をシンプルにまとめて整理する「まとメモ」
・クリエイティブ発想を引き出す「つくメモ」
・人に伝えて心を動かす「つたメモ」
この3ポイントを中心に、著者の実際の「メモ」を交えながら、
打ち合わせをしているとき、ひとりアイデアや考えをまとめているとき、
誰かに説明・説得するとき、メモに何を書けばいいのか?を解説する。
また、この本では、著者と親交のある「メモの達人」である
作家・伊坂幸太郎氏との対談も掲載。
以下、「もくじ」より
【人生を変える14メソッド】
1 3つの「◯」:最もシンプルで強力。大切な気づきを与えてくれる小さな記号
2 矢印「→」:バラバラの情報に秩序を生み出す、超すっきり整理術
3 記号:たった3秒で、仕事の効率を3倍にする5つの武器
4 吹き出し:考えるスピードをグッと早める、考え方のレシピ
5 デジメモ検索:欲しい情報にたどり着く、必要なアイデアに出会えるメモ術
6 ハードルメモ:課題を生み出し、アイデアを生み出す、思考のハードル
7 マンガメモ:ビジュアルとセリフで、アイデアのゴールをつくるメソッド
8 ブラック三角メモ:不平不満から「隠れニーズ」を生み出す最強の三角形
9 ホワイト三角メモ:1時間で100のアイデアを生み出せる究極の三角形
10 つなぎメモ:こんがらがった情報から答えが見つかる、そのままプレゼンできる
11 あまのじゃくメモ:逆から考えて強いアイデアを生み出す、イタズラ思考術
12 『見出し』メモ:たった1秒で読みたい情報をつくる。人に伝わるメモ術
13 ズメモ:3つのズで、難しい情報もすっきり伝わる。バッチリわかる
14 スピーチメモ:書籍タイトルでスピーチがうまくなる、驚きのメモ術
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Posted by ブクログ
営業とか企画の人に刺さるような具体的なアイデア創出の例がいくつもあり、非常に興味深く読ませていただきました。
下記興味持ったこと
P.37 コツコツ続けることの重要性
1.01^365 =37.8
こつこつ努力すればやがて大きな力になる
0.99^365=0.03
逆に少しずつサボればやがて力がなくなる
P.103〜
ハードルメモ それは本当に〇〇を××にするか?
仕事の目的を明確化し、アイデアを出しやすくしたり、伝わりやすくすることができる
P.141〜
不満を書いて隠れニーズを導き出す
P.174〜
あまのじゃくメモ
競合他社が嫌がることから考える
他社に先にやられると悔しいことから
最悪のシナリオの逆から
今は絶対にできないことから
損するけど嬉しいことから
P.217〜
スピーチメモ
人が興味を持つときの言葉、「なぜ?」。人の興味は疑問と解決の間にある!
Posted by ブクログ
仕事のできる人はメモが上手はまさにそうだと自分も感じていた
著者が元々は仕事ができず評価が低かった状態からメモにヒントを得て成長できたという点は少しの工夫で仕事の能率を上げることが出来るのだと前向きな気持ちにさせてもらえた
自身が実践しているメモもあったが、三角メモは始めて知った
今後使ってみたい
Posted by ブクログ
会議や打ち合わせのたびにメモを取るものの、
そのメモが何らかの役にたつどころか、二度と見ることもないという
極めて無駄になっている現状をなんとかしたくて購入。
他方、別の本「10分間リーディング」で知った読書法を実践する際、
メモ取りに無駄な時間を使いすぎている感があり、
もっと効率的・効果的なメモの取り方が無いかと思ったことも手にした一因。
非常にシンプルで分かりやすく書いているので、自分のように
「全くもってメモが意味をなしてない。どうしていいか分からない」人にとっては
それなりに道筋を示してくれる本かと思う。
「メモは単なる備忘録ではなく、むしろ新しい価値を作り出すためのツールである」とのこと。
「すごいメモ」は、
情報をまとめる「まとメモ」、
まとめた情報から新しいアイデアを作り出す「つくメモ」、
情報を相手に伝えるための「つたメモ」から成り、
それぞれにいくつかの具体的な手法がある。
「〇をつける」ことや「記号を使う」等、ある種目新しさのないメソッドだが、
その方法論でメモを取る理由と目的、ルール定義がはっきりしていれば、
メモはこの上なく強力なツールとなってくれる。
実際参考になった点はいくつかあり、まずは実践してみれば
自分のメモ能力もいくらか向上するだろうと思うので、
当面は色々試してみようと思う。
ただ、このメソッドそもそもの大前提として「メモを見返して整理する」話になっているが、その読み返し整理がなかなかできない、というのが悩みの一端だったので、
その点を解決するヒントがなかったのが少々残念。