あらすじ
あなた、そんなの愛じゃないわよ、嫉妬だわよ! 歯に衣着せぬ直球トークで、人生の悩みをズバリと解決。底なしの愛をもって、ゲイの立場から社会を斬る、大人気、新宿二丁目のほがらかな三人組が、文庫に初登場!
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Posted by ブクログ
新宿二丁目という言葉にも惹かれたけど、
それ以上に「ほがらか」という言い回しのセンスに惹かれて手に取った本。
恋愛、食、仕事、物・・・、1つ1つに対して独自の感性や考え方を持っている彼ら。
使う言葉の選び方や、かわし方は上手いなあと感心するばかり。
明るく物事を捉えられるのは、無知からくる楽観視では勿論なく、
大事な人達と自分とを幸せにして生きていこうという考えが大きいからか。
「どうせ死ぬから」ではなく、生きているならば楽しもう味わおう。
女であることを喜び、磨こう。
(性同一性障害でなくて良かったという意味ではない)
中身のある人間になろう。
怖いけれど、人に心を開き接していこう。
そう思える本。
最後に、今回響いた考えにふれたい。
恋人にする条件は、1人でも幸せで楽しい人生を、1人よりもこの人と一緒にいたらもっと楽しくなれる!と思う人であること。
うーん。
寂しさ、足りなさの穴埋めで相手を選んでないか?
相手を幸せにしたいと心から思っているのか?
相手に何かを求めるのはなく、自分にこれを問い続けたい。