【感想・ネタバレ】歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想のレビュー

あらすじ

日本近現代史研究を牽引してきた大家が、八〇年以上にわたる自らの歩みを語る。若き日の共産党体験、歴史観をめぐる論争、伊藤博文から佐藤栄作にいたる史料収集と編纂、岸信介、後藤田正晴、竹下登などへのオーラル・ヒストリー……。その秘話やエピソードは、歴史の面白さを伝えると同時に、史料を集め、次代へ引き継ぐ歴史家の責任の重さをも物語る。史料を駆使して、近現代史を切り開いた泰斗の稀有な回想録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 これぞ歴史学者、というのが良く分かった。ただ過去の文献を調べるだけではなく、目録作成などアーカイブもしっかりやろうとするあたりが一流の歴史学者だということを感じさせる。実際にその人物から話を聞いて調べる「オーラル・ヒストリー」という言葉は初めて知った。
 岸信介や中曽根康弘、渡邊恒雄へのインタビューなどはこれらの人物を知っているので生々しさが伝わってきて面白かったが、知らない人物へのインタビューの部分はイマイチピンとこなかった。自分の知識がもっと豊富になって読み直すと、もっと面白いと思える本かもしれない。

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2021年07月10日

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