あらすじ
17歳で天才落語家・立川談志に入門。
両親の反対により新聞配達をしながら、「上の者が白いと云えば黒いもんでも白い」世界での落語家前座修業が始まる。
三日遅れの弟弟子は半年で廃業。なぜか築地市場で修業を命じられ、一門の新年会では兄弟子たちがトランプ博打を開帳し、談志のお供でハワイに行けばオネーサンに追いかけられる……。
様々なドタバタ、試練を乗り越え、談春は仲間とともに二ツ目昇進を目指す!
テレビドラマ『下町ロケット』(TBS系)などで俳優としても活躍、「今、最もチケットの取れない落語家」の異名を持つ立川談春のオリジンがここに!
<2008年講談社エッセイ賞受賞作品>
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Posted by ブクログ
でもな努力して皆偉くなるんなら誰も苦労しない。
努力したけど偉くならないから寄席に来ているんだ。「落語とは人間の業の肯定である」
立川流は一家ではなく研究所である
なんの確約もない言葉でも、人間はすがりつく時がある
今後は自分達のために毎日を生きろ
噺家は皆異口同音に、真打より二つ目になれた時の方が嬉しかった、という
相場の神様は、人を出し抜く、ずるさを主とした才能は許さないですよ