あらすじ
最新の科学研究によれば、これまで定説とされてきた勉強法は多くの場合に間違っているという。では、どうすれば脳は最も効率よく学べるのか。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、著名科学者らへの取材をもとに、脳をフルパワーで働かせる記憶法・勉強法を徹底解明。全米で話題の一冊!
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めちゃくちゃためになった。
一度覚えたことは必ず脳内にある。しかし、それを探索する能力が長けているか欠けているかで思い出せるのかが決まる。
つまり、探索能力を伸ばすことが大事。
もう一回読む
Posted by ブクログ
邦題:How we learn
内容紹介
最新の科学研究によれば、これまで定説とされてきた勉強法は多くの場合に間違っているという。では、どうすれば脳は最も効率よく学べるのか。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、著名科学者らへの取材をもとに、脳をフルパワーで働かせる記憶法・勉強法を徹底解明。全米で話題の一冊!
目次
はじめに ── 余白を広げる
Part 1 脳はいかに学ぶか
第1章 学習マシンとしての脳
第2章 なぜ脳は忘れるのか
記憶のシステムを機能させる忘却の力
忘却に備わっているスパムフィルター機能
覚えるために忘れる理論
エビングハウスが生みだした「忘却曲線」
「学習の科学」の扉を開いた実験手段
一度忘れた記憶は時間がたつと回復する!?
p46
「レミニセンス」:覚えていると思っていなかった事実や言葉が浮かび上がってくる性質
ようやく認められたバラードの「レミニセンス」
記憶には「保存」と「検索」の二つの力がある
古くなった記憶を保存しておくメリット
認知科学が明らかにした「記憶の基本原理」
Part 2 記憶力を高める
第3章 環境に変化をつける
いつもの場所、静かな環境で勉強するのは非効率
「勉強の儀式」を守ろうとする人々
勉強時の環境を復元するとより多く思いだせる
音楽を聴きながら勉強するほうが効率的?
勉強の体験は「記憶の保持」に影響を与える
「気分」は学習にどう影響するのか
マリファナを使ったアメリカ政府の実験
「強い手がかり」ほど思いだす効力が大きい
複数の知覚を関連づけるのがカギ
勉強の場所を変えたほうが思いだしやすくなる
手順や環境に変化をつければ「学ぶ力」は強化できる
第4章 勉強時間を分散する
一度に勉強するより分けたほうが効果的
「分散学習」は一夜漬けに勝る
なぜ分散効果は世の中に伝わらなかったのか
バーリック家4人の研究
世界一の外国語習得法とは?
分散学習のソフトウェア「スーパーメモ」の誕生
難しい題材を覚えるときの勉強法
試験までの期間に応じて学習間隔を変える
試験が1週間後なら1〜2日あけて勉強する
第5章 無知を味方にする
最善のテスト対策は、自分で自分をテストすること
テストには悲惨な結果がつきもの
テストを失敗させる「流暢性の幻想」
p124
脳の記憶を掘り起こす作業が大変になるほど、学習の力(検索と保存の力)が高まる。流暢性はこの方程式の裏返しだ。事実を簡単に思い出せるようになるほど、学習の力が衰える。勉強して覚えた直後に復習しても意味はない。記憶に何のメリットも生まれない。
テスト対策のスキルを高める「自己テスト」
「覚える時間」と「練習する時間」の理想的な比率とは?
p129
最初の1/3の時間を覚えることに使い、残りの2/3を暗唱の練習に使え
ゲイツの研究を進展させたスピッツァー
テストをする最高のタイミングはいつか?
どちらの文章を多く思いだせるか?
実験で明らかになった「自己テスト」の効果
知らないことをテストする「事前テスト」
なぜ「事前テスト」が学習効率を高めるのか
テストはきわめて強力な学習テクニック
Part 3 解決力を高める
第6章 ひらめきを生む
アイデアの「孵化」が問題解決のカギ
パズルを使った「洞察問題」
頭に浮かんだアイデアを捨て、視野を広げる
洞察力はどのように生じるのか
問題解決の四つのプロセス
脳は休息中も問題と向きあい続ける
「孵化」段階でも脳はヒントを探している
「孵化」の助けとなる脳の2つの働き
「孵化」からひらめきを得るには?
忘却は問題解決にも役立つ
一歩引いて周囲を見回す
休憩は問題を解くための貴重な武器になる
第7章 創造性を飛躍させる
無から有をつくりあげる「抽出」のプロセス
「孵化」の適用範囲を広げる
「抽出」が創造性を飛躍させる
留学生ツァイガルニクが選んだ研究テーマ
人は、何かを割り当てられると完了させたくなる
p207
邪魔が入るという「刺激」により、その経験が記憶に残りやすくなる
「作業を完了させたい欲求は、最初のうちはうわべだけのものかもしれない。しかし、その作業に夢中になるうちに、本物の欲求が生じる」
「ツァイガルニク効果」と目標の関係
p209
ツァイガルニクの研究により、脳には目標に関して二つのバイアス(本能ともいえる)が備わっていることが明らかとなった。一つは、割り当てられた作業に着手すると、たとえ意味のない作業でも、それを心理的に目標に感じるようになるというもの。そしてもう一つは、作業に没頭しているときに邪魔が入ると、その作業が記憶にとどまる期間が長くなることだ。
喉が渇いていると何が目に入るのか
「ツァイガルニク効果」を目標達成に活用する
p215
「目標の達成に向けて行動を起こすと、それが最優先事項となり、知覚、思考、言動が突き動かされる」(イェール大学心理学者ジョン・バー)
「チャンスはそれに備えた頭を好む」(フランス人微生物学者ルイ・パスツール)
「チャンスはそれに意識を向けた頭を満足させる」(著者)
「抽出」の過程を可視化したダイヴリーのカリキュラム
p219
ダイヴリーは、自分の作ったカリキュラムが抽出(彼女は「孵化」と呼んだ)を妨げていると考えた。1本の小論を書くのに、学生に与えられた期間は2週間。そのわずかな時間で、廃棄物処理、デイケアが子供に与える影響、ドラッグの合法化といった難しく扱いづらいテーマを理解しないといけなかった。要するに、それらのテーマについて熟考する時間がないのだ。当然、抽出のために中断することも許されない。
翌学期のクラスでは、学期中に小論を6回書くという構成を廃止し、次々に講義で扱うことを変えた。構成は変わっても、学生には同じ量の文章を書くことを要求した。ただし、書く内容は以前とは全く違う。
まず、学期の終わりに一つのテーマで小論を一本書いて提出することを課した。ただし、その調査の過程において、5回の「事前課題」も課した。調査という経験そのものを文章にさせるのだ。秘湯は専門家にインタビューしたときのことを書く。一つは、小論のテーマのキーワードや、そのテーマで議論となっている場所を明示する。一つは、そのテーマの反対派の意見や反応について書く。また、調査の間日記をつけることも要求した。(中略)
こうした工程(事前課題と日記)を設けたのは、学期の最初から最後までずっと、小論のテーマを学生の頭から離れさせないようにするためだ。
立ち止まることから「抽出」が始まる
p223
創造性を助けてくれる天使や女神のささやきをもらっている人は誰もいない。抽出できるかどうかは油断のなさの問題だ。
抽出とは「意識下とも無意識下とも呼べない場所」でアイデアを漬け込むことだ(スティーブン・キング)
第8章 反復学習の落とし穴
別のことを差し挟む「インターリーブ」の威力
反復練習に対する根強い信頼
反復練習の効果を否定した「お手玉の実験」
p231
「変化を取り入れた練習が、運動スキーマ(一つのまとまりとしての動きの記憶)の初期形成を促進すると思われる」
変化を取りいれた練習が本番の応用力を高める
p237
「一つのことを繰り返し練習させないようにすれば、人は絶えず調整せざるをえなくなる。それにより、変化全般に対応する器用さが身に付き、ひいては個々の技術に磨きがかかる」
p238
子供のころ、練習では素晴らしいのに、本番になると平凡な成績しか出せない子が周りに必ずいた。
反復練習を重ねると向上のスピードは遅くなる
p241
「体系的に変化を取り入れた練習」
「分散効果」:勉強時間を分散させる
「背景事情を変える」
「覚えるために忘れる理論」
小さな差を行き来させる
邪魔を入れる学習は美的判断にも影響を及ぼす
学習の基本原則となった「インターリーブ」
p247
「インターリープ」:学習中に関連性はあるが違う何かを混ぜる
「インターリーブ」が数学の理解を深める
数学の問題を解いてみよう!
「インターリーブ」でアクシデントに強くなる
Part 4 無意識を活用する
第9章 考えないで学ぶ
五感の判別能力を学習に活用する
目利きは何を読みとっているのか
膨大な視覚情報から「チャンク」を読みとる能力
知覚した情報はどう区別されるのか
五感は自ら学習する
知覚学習の可能性を広げたPLM
学校で実証されたPLMの効果
自分ひとりでも知覚は鍛えられる
何も考えていなくても知覚は学んでいる
第10章 眠りながら学ぶ
記憶を整理・定着させる睡眠の力を利用する
謎に包まれた睡眠の世界
睡眠の無秩序を説明しようとする試み
「レム睡眠」の発見
レム睡眠とノンレム睡眠の5段階
睡眠をとると正答率が上がる
睡眠は学習テクニックの効果を増幅させる
睡眠の各段階で何が起きているか
睡眠とは学習である
おわりに ── 脳は狩猟採集を忘れていない
p326
集中している状態は、見た目的にも感覚的にも、世間で言われているようなものとは限らない。集中している状態には、休憩や気晴らしが含まれることもあるかもしれない。別のことが頭に浮かぶこともあるかもしれない。
p335
結局は、あなたのすることすべてが学習なのだ。
付録 ── 学習効果を高める11のQ&A
原注
索引
著者
ベネディクト・キャリー(Benedict Carey)
『ニューヨーク・タイムズ』紙サイエンスレポーター。
コロラド大学卒業後、ノースウェスタン大学大学院でジャーナリズムの修士号を取得。フリージャーナリストを経て、『ロサンゼルス・タイムズ』紙の記者として脳科学、医療、健康の記事を執筆。2002年にはミズーリ大学ライフスタイル・ジャーナリズム賞を受賞した。2004年より『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者となり、神経科学、精神医学、神経学、日常の心理学を主なテーマとして活動している。読者からのメールがもっとも多い人気記者のひとりで、25年にわたって科学と健康の記事を書き続けている。
訳者
花塚恵(はなつか・めぐみ)
翻訳家。福井県福井市生まれ。英国サリー大学卒業。英語講師、企業内翻訳者を経て現職。主な訳書に『決める』(ダイヤモンド社)、『世界トップ3の経営思想家によるはじめる戦略』(大和書房)、『米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方』(東洋経済新報社)、『スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。
Posted by ブクログ
学習における分散効果について
いわゆる記憶の力には保存する力と検索する力の二種類がある。保存する力は衰えることはないが、検索する力は強化していないとすぐに衰える。記憶した時の背景や環境を手がかりとして思い出すことも多く、例えば覚える時と同じ色調の紙に書く方が別の色調の紙よりも思い出しやすいし、BGMが流れている環境で覚えたことは同じBGMがあると思い出しやすい。ただし、BGMが違うと思い出す力はBGMなしと同じなので、あまり意味はないかも(Smith, Am J Psychol 98:591-603, 1985)
学習においては分散効果が重要になる。一気に集中するよりも何日かに分けたほうがよい。本書ではテスト、インターリーブ、睡眠の効果についても述べられているが、全て分散効果の一型とみなすべきなのかもしれない。一夜漬けは一夜漬けで意味はあるものの、あとに残らない。1−2日空けて反復すると一週間ほど記憶が残る。一ヶ月空けると一年残る。テストも有効で、三分の1の時間を覚えることに使い、残り3分の2を暗唱に使うのが一番効率よく覚えられる。
バドミントンのサーブの練習を調べた研究によると、同じ種類のサーブを続けて練習し、次のサーブの練習に移るよりも、複数のサーブをランダムに練習する方が上達する。他の運動でも同様の結果が確認されており、このように他の行為を差し挟むことをインターリーブという。インターリーブで印象的なのは、被験者は同じ練習を反復するブロック学習のほうをランダム学習よりも高く評価していたということだ。しかし、実際にはランダム学習のほうが効果が高い。ブロック学習による反復練習はすぐに技術が向上するような幻想を生みやすい。
ノートに線を引く、書き写す、すぐに反復する、などの受け身の行為は実際には理解を深める効果がないにも関わらず、自分が知っているかのような錯覚を起こす。(流暢性の幻想)
睡眠により記憶が定着するという知見も分散効果の一種ではないかという。
レム睡眠はパターン認識や創造力を必要とする問題解決、情動を伴った記憶に、Stage2は運動に関する学習に、SWSは陳述的記憶の定着に関係がある(これはSWS断眠の研究からもある程度確からしい)のではないか。だからピアノの発表会のようなスキルを必要とする時やパターン認識などが要求される数学の試験前などは朝寝をした方がよいというが、やや突っ走り過ぎか。昼寝はSWSとレムの比率が多く、一時間程度の昼寝は有効だというが、これも証拠はやや希薄。
Posted by ブクログ
『受験脳の作り方』の著者、池谷裕二氏が推薦していたので読んだが長い。巻末に索引があり、読みたい部分を選んで読めるよう工夫はされていた。
参考になったのは第3~5章と付録。特に3章を読んで「勉強の場所を変えたほうが思い出しやすくなる」と分かった。
池谷氏の本を読んでから、こちらを読むと理解が深まるのでは。他に学習法の本でお薦めを挙げると以下の2冊である。
①伊沢拓司『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法』
②pha『人生にゆとりを生み出す知の整理術』
Posted by ブクログ
流暢性の問題、いつもの環境ならできる、にしないようになるべく多様な環境で勉強する。分散学習。1、2日後、一週間後、1か月後。
試験1週間後、今日明日(前日)、1か月後今日1週間後(試験前日)、3か月後今日2週間後(前日)、6か月後今日3週間後(直前)、1年今日1か月(直前)
暗唱。覚えるのに三分の一、残り暗唱練習。
対象について事前テストする。1問解くごとに正解を教えてもらう。従来のやり方で勉強する。自分に自分でテストする。猫に教える。
問題は早く着手する。まず行き詰るまでやる。無意識に任せる。
複数のことを混ぜて技量を練習する。インターリーブ。物事を判別する能力の向上。
割り当てられた作業は脳で目標化する。作業に没頭しているときに邪魔が入ると記憶にとどまり脳内リストの上位になる。
論文を書く。テーマのキーワード、議論となっている場所の明示。専門家インタビュー。反対は意見。工程を日記に書き留める。邪魔によって生じる、目標に関する情報を手に入れようとする意識。
ベトナム語のインターリーブ。復習、予習の単語調べ、音読。
練習問題を素早く解く。知覚学習。
身体技能は朝多めに寝る。新しい知識を覚えるには、深い眠りを取るよう早く寝て、早朝復習する。
わからない時脳は活動する。わからなくても辞めなくてもよい。
Posted by ブクログ
記憶、創造に有効な研究から、脳の活用方法を示している。
・記憶は、記憶することをまとめてでなく、時間を分けて何度も繰り返す。時間の分け方は、思い出したい日までの日数によって異なる。大体、次の日、3日後、1週間後、一か月後、と徐々に間隔をあけること。思い出すことを、再発見により情報が定着する。
・異なる場所(厳密には場所だけでなく、においや音でも問題ない)で勉強することで、特定の情報に紐づいて記憶される事柄が増え、検索に引っかかりやすくなる。つまり、思い出しやすくなる。キーホルダーと同じ効果。
・テストする。これにより、理解したことを、再現する過程でその情報の検索力が高まる。
個人的には、分散による2回目以降の勉強の前に、テストで自分が理解していないことを知っておくこと。でないと、2回目以降どこがわかってないかわからず、注意するページ・項目がわからず、理解の為の効率が悪い。
・流動性の罠には注意。文字を読んでいる状態で「これはわかる、読んだことがある」として理解できている気になってしまう。しかし、それは、再読を通して保存した情報を認識しているのに過ぎない。再読を検索の手がかりにしているのだ。
しかし、何もない状態で検索して、その情報を思い出せるかどうかは別問題。これが分かってないと、本を読んで理解出来ても、テストやそれを現実世界に適用する段階で検索に引っかからないことがほとんど。
「創造」
・ひらめきの為には、考えたいことについて徹底的に考える。その後、一度それから離れて別の情報に触れていると、ぱっとひらめく事がある。これを孵化という。
・孵化の適用期間が長くなると、抽出になり、より創造的な考えに繋がることがある。無意識の内に、完了していないタスクがずっと頭に残り、それに繋がる情報を探している。ツァイグル効果。
・反復学習は、特定のことの習得は早いが、同様の条件下でないと習得したことを適用するのは難しい。その為、複数のことを同時に習得するように努めることで、習得した事に応用が利くようになり、適用条件が増える。
複数の事を習得しないと、どういった条件にそれが適用できるかも判別出来ない。
数学がいい例。公式を覚えても、どの場面でその公式を使うのか判断出来ない。
・無意識の活用。
紐づけられた情報群の単位をチャンクという。
チャンク化された情報により、パイロットは操縦席の機器類の、複数の機器から成る異なる数値から、今おかれている状況を把握し、対応出来るようになる。チェスや将棋においても同じ。パターン認識を増やしていくことが大事。それにより対応できる局面が増える。
・睡眠はレム睡眠含む睡眠の深度に応じて、記憶を定着させる役割が異なる。例えばレム睡眠は運動情報等の感覚的な情報記憶に有効だが、第2段階の深度の睡眠は文字情報などの記憶に有効。
Posted by ブクログ
サイエンスライターが様々な調査や研究をもとに、脳の視点から見た覚えやすい学習法を提唱。受験脳の作り方とベクトルは近い。(実際に受験脳の作り方の筆者がこの本を推薦している。)
この本も奇をてらったようなことはほとんど書かれておらず記憶しやすい学習法や脳の使い方を書いている。
以下要点。(受験脳とかぶっているところははぶいているかも。)
記憶を強化するために覚える方法、時間、場所などは比較的変えたほうが強い刺激になる
いつも同じパターンでの練習はできたつもりになるため、いろいろな変化をつけるとよい。(これを本書では流暢性の幻想と呼んでいる)
テストをうけるのは力を試すのではなく、どこがでるかを事前に把握し、勉強の際の注意力を強化するため
一度やりかけてほおっておいても脳は頭の中で情報を整理するため、ひらめきが生まれる
様々な問題やパターンを変えることで応用力がつく
一般的な受験テクニックとして使われているものも多いが、なぜ有効なのかという理論的なバックボーンがわかると強いだろう。
難点として一つ一つの事項を説明するのにエピソードが長く、翻訳ものということもあってか、文章自体もややわかりにくいため、読むのが結構つかれるかも。