あらすじ
小国ながらも王女という立場のリリエラが幼いころから想いを寄せるのは、兄王子に仕える騎士のヴァクス。身分の違いから決して結ばれることはないと、リリエラはその想いを封印していた。しかし、ヴァクスはリリエラにふさわしい身分を得るために、戦に出向くと言い出し――!?
両想いの幸せな時はあっという間に消え去り、二人に襲いかかる試練。ヴァクスの思いを信じたいリリエラだけど、王女という立場に苦しめれてしまい……!?
身分違いの恋だけど、彼の甘い口づけは忘れられなくてv ちょっぴせつなくて、とっても甘い、小さな国のお姫様の物語v
感情タグBEST3
忠犬
忠犬という言葉が似合うヒーローだったな、と。
最終的には元鞘なのだが、あいだの展開が予想出来ることが残念。
一騎士と王女である二人が、波風なく戦争の手柄で婚約まで漕ぎ着けたのが序盤までなら、恐らく騎士が王子であることが判明、そして結婚が難しくなり破棄となる、この辺りのゴタゴタは予想出来ます。だって本当に何事もなく婚約までいくのだから、それを覆すのは婚約破棄しかないもの。王女との婚約破棄って相手が王子で国絡みしかないものね。
最終的に皇太子の座を捨ててヒロインのところに戻るのだが、ここが腹黒ヒーローなら自分の親である国王を脅して「結婚させてくれないなら皇太子なんてなーらない」とか「結婚が無理なら国王になったあとに国を潰すかもね」など言いそうだけど、あくまで忠犬なヒーローなので王女さまであるヒロインの元に帰ってきます(笑)