あらすじ
まじめに、コツコツ、会社を沈めていませんか? 「このままではダメなんじゃないか」とみんながうすうす感じている。けれども目の前の業績目標に追われて、まじめにコツコツ頑張りつつも、中長期的には会社を沈める方に進んでしまっている。気づいているのに「言っちゃいけない」「どうしようもない」とみんな黙っている……。本書では、そんな会社をパワフルに生まれ変わらせるための方法論を、会社がガラッと変わる瞬間を数多く見てきた「組織開発のプロ」が伝授。まず前半で、ほとんどの日本企業が陥っている悪循環のパターンと、その背後にある「囚われ(不合理な思い込み)」を解明。さらに後半では、悪循環と閉塞感に陥っていた組織がいかにして変わっていくか、そのプロセスとポイントを明示する。裏で愚痴を言うだけの「社内評論家」から脱却して、本当に組織を良くするための具体的プロセスがわかる本。あなたのちょっとした行動が、社員の誰もが抱えるムズムズ・モヤモヤ感を打ち破る! 『こんなに働いているのに、なぜ会社は良くならないのか?』(PHPエディターズグループ刊)を改題、再編集。
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Posted by ブクログ
違和感を感じていても口にする自信がない。ためらってしまう。今まで何度もそういう経験をしてきたし、きっとこれからも経験する。一生貫き通すほどの指針を見つけられなかったけど、またこの本を読みたいと思う。
【概要】
日本企業に共通する問題やその背景にある囚われのパターンと、海外で見てきた日本とは異なるモデルを示し、閉塞感に包まれている組織が組織開発の手法を使って、いかに変わっていくかを説明
変化の激しい時代にしなやかに変改対応しつつ、人が育つためにはコミュニケーション不足、学習障害、機能不全を解消する必要があります。
そのためには
⇒自分たちの組織で起こっていることを「俯瞰する」。内省を伴う「質の高い対話をする」
⇒何が正しいかを議論・討論するのでもなく、当り障りのない会話・雑談をするのでもなく、いろいろな人の考えを理解し探求しようとする「質の高い対話(ダイアログ)」にしたいと伝える
組織開発の第一歩は、組織に”ゆらぎ”を与えること
孤軍奮闘しないで社内外に仲間・ネットワークをつくって組織にゆらぎを与える
【キーワード】
・部分最適にとらわれる
・短期最適にとらわれる
・組織開発
⇒私たちが本来持っている違和感を感じとる力や直感を活かして、組織風土を変え、ひいては人や組織をよりよく進化させていく