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Posted by ブクログ
好きな子ほど苛めるそれ。しかし無自覚故に受けの子を傷付けまくり、その傷が結局跳ね返ってヤキモチ妬いたり、受けの操を奪われそうになったり…宥めたり罵ったり振り回される憎めない阿呆。でもその悔恨のくだりが泣かせます。漠然と受けは一生側にいるものと思ってた…と。
ミステリー仕立てで最後まで楽しく拝読できました。
Posted by ブクログ
ネタは今では使い古された『惚れ薬』。
『媚薬』じゃないですよ『惚れ薬』。
これはギャクかコメディかと思いながら読み始めると、なるほど中々シリアス路線。
それも、結構なドシリアスです……惚れ薬なのに。
作中、いろんな伏線も張り巡らされていて、主人公キユナ(受)の
出生の秘密だとか、謎も多くて先が気になり、非常にテンポよく
読むことが出来ました。
『惚れ薬』というスパイスが、物語を重たくせず、かといって薄くも
せず、とにかくその当たりのバランス、塩梅が絶妙。
泣き所もしっかりあって、結構冒頭あたりから胸が絞られます。
そのぞうきん絞り具合が、結構終盤までぴっぱられるので、全体
通してずっと胸がきゅんきゅんしっぱなし。
すれ違いすぎてて、イラっとしますが、勿論ハッピーエンド。
ファンタジー大好物なので、非常に楽しく読めました。