あらすじ
【電子限定版】書き下ろし番外編「朱鷺色の朝」収録。●酷い言葉で傷つけ、死に追いやった俺を赦してくれ――愛する人を死なせた前世の記憶を持つ青年貴族レイランド。その前に、想い人と瓜二つの少年・スウェンが現れた! 捜し続けた相手にやっと出会えたのに、なぜか彼の双子の兄・カインから目が離せない。運命の人ではないのに、どうして地味で冴えないカインが気になるんだ!? 失われた恋を求め輪廻転生する、一途で切ない300年の純愛?
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泣けます。
六青先生のお話はいつもティッシュを必ず側に置いておくのですが、このお話も涙ながらに一気に読みました。
誤解によりレイモンド(攻)からの言葉に心壊れ、生まれ変われないほどに魂の奥深くまで傷ついてしまったカイエン(受)がとても不憫でした。生まれ変わったカインが良い子過ぎて、余計辛い…。
でもレイモンドがどうしてもカインに心惹かれて行く過程は何度も読み返したくなります。
あと個人的には、ヴェルトハイム公が命をかけてシュヴァルトブルグの魂を「見つけた」後、ヴェルトハイム公の魂はスウェンに生まれ変ったのかな…と思いました。そして双子として生まれずっとカインを側で見守っていたのかな、と思うとちょっと胸にグッと来ました。(勝手な解釈ですが…)
先生の追っかけです!
鳴けない小鳥シリーズの大ファンで、この作品に辿り着きました。イラストが美しくて、いつもながらうっとりしてしまいます。
お話はやはり、不憫です。読みながらほたほたと泣けました。鳴けない〜の時も胸が締め付けられそうなシーンに辛くなりましたが、今作もありますね。この辛さを乗り越えて、ハッピーエンドがあたたかいのでしょう。
せつない
読みはじめて、最後まで読みきれるか不安でしたが、気が付けば一気読みしてました。
300年何度も生まれかわりカイエンを探すレイランド。
生まれかわりを拒否し、輪廻の輪から外れたカイエン。
生まれ変わった今世でも、誤解やすれ違いで、ややこしくなっちゃうし、ただ傷つくカイエンが切ないし辛い。
最後には、ちゃんと思いが通じて、選んでもらえて良かった。
Posted by ブクログ
愛した人に懺悔と愛を伝えるために300年間、生まれ変わりを繰り返し愛する人を探してきたレイランド
愛を知らずに育ちながらも、愛す心を芽生えたが伝える術を持たず傷ついたまま逝き、輪廻の輪から外れ眠り続けたカイン(カイエン)
ふたりの愛が世界を救う
カイン(カイエン)の想いに胸が痛くて切なく感情移入半端なくなり、嗚咽しながら拝読しました。
前世の記憶を持ちながら転生したレイランドがカインの弟をカイエンだと思い込む所などは「間違えないで」と心で叫びましたわ
カインが傷つくのが本当に辛かったですー
それでも我知らずカインに惹かれるレイランドが、「君に」と両腕いっぱいの花を渡すシーンは号泣でした
カインとカイエンの想いで涙が止まりませんでしたわ。
時をかけた二人の愛の物語
とっても素敵なお話でした!!
電子版、イラスト付きではなかったのが残念です!!
Posted by ブクログ
★3.5。
転生もの。前編の前世の話が、いきなりクライマックスで、切ないのにいまいち気持ちが追いついていかずで残念。2冊に分けてじっくり描いてほしかった勿体無さ。
あーでも、死んだ後に手紙、って遺された攻めは後悔するに決まってるじゃん!と、そこだけは受けに納得できず。…まあ、自分含めた人の感情に疎いからそうなってしまったのね、と解釈することにします。
現世になってからのお話は、大変美味しく読ませていただきました(^^)生まれ変わりと確信している弟より、なぜ地味な兄の方が気になるんだ…っていう葛藤w
構成として、交互目線ってやっぱり好きだな〜。