あらすじ
戦国の余燼さめやらぬ天正期。豊臣秀吉は天下人としての威勢を示さんと北野天満宮にて空前の大茶湯を企図する。その参道の由緒ある花街・上七軒を代表する北野太夫富子は、結師・源四郎と出逢う。女には出生の秘密が、男には背負い続けた過去があった。運命の恋の行方やいかに!? 大茶湯に仕組まれた秀吉暗殺の陰謀やいかに!? 知られざる日本史の真相を、恋物語を糸に紡ぎあげた歴史小説の新機軸。
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Posted by ブクログ
2009/10/22 奈良市新大宮駅前 啓林堂書店にて購入。
2021/1/28〜2/5
昨年末に読んだ安部氏の「信長はなぜ葬られたのか」に記載があった、秀吉の「北野大茶会」がたった二日で中止になった裏側を描いた作品。上七軒の北野太夫を主人公に据えた設定が秀逸。やはり伝奇的な作品を書かせると上手いなぁ。