あらすじ
池上彰が6つのテーマで世界を丸ごと解説。
池上彰が選んだ6つのテーマ(地図、お金、宗教、資源、文化、情報)で、世界を大胆に丸ごと解説する本です。
世界は今、どうなっているのか? 各地で格差問題や、民族、宗教の対立が起きています。しかし、なぜそうなるのか、ニュースに出てくる国が本当はどんな国なのか、ぼんやりとした理解に留まっているのが実状です。
池上氏は、「お金」「宗教」「資源」といった具体的なテーマで「串刺し」にしてみると、今の世界がわかりやすい、と言います。この手法こそ「池上彰の世界の見方」。
「高校1年生にわかるように話すと実は大人も読みやすい」という池上氏の経験と、18歳選挙権を見据えての意義を考え、九段中等教育学校(東京都千代田区)で6時間の授業を実施。世界史でも地理でもない、現代世界を生き抜く為のスーパー授業をもとに構成しました。
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Posted by ブクログ
少し、世界のことにも関心を持った方がいいかと思いました。まずはこのくらいがいいかなと(中高生レベル)手に取りました。
六つの特定のテーマで世界を見る本です。
こんな感じです。
第一章「地図」から見る世界
Q世界地図を見ると日本は世界の真ん中にあるのになぜ「極東」というのか。
Aイギリスの地図による。
Q「中東」「アラブ」「イスラム世界」この三つは同じ国々のことだと思いますか。
A「中東」とはインドとヨーロッパの間。
「アラブ」アラビア語を話すアラブ人が多く住んでいる地域。
「イスラム世界」イスラム教を国教、またはイスラム教徒の人口が多い諸国。
こんな、普段何げなく耳にしていた常識みたいなことでも、私は恥ずかしながら正確な意味を知らずに今まで勉強せずにいたことが納得できました。
以下
第二章「お金」から見る世界
第三章「宗教」から見た世界
第四章「資源」から見た世界
第五章「文化」からみた世界
第六章「情報」から見た世界
2015年刊ですので、少し古いかも知れませんが、今の世界の常識を知るために片寄りなくバランスのとれた良書だと思います。
私としては「資源」から見る世界の地球温暖化の問題が一番興味深く面白かったです。
今、続けて、『池上彰の世界を知る学校』を読んでいますが、これを読んだばかりなので、非常にわかりやすく感じています。