【感想・ネタバレ】スペイン人はなぜ小さいのにサッカーが強いのか 日本がワールドカップで勝つためのヒントのレビュー

あらすじ

日本サッカーが強くなるためのヒントは、体格面で世界との差を抱えながらも「世界最強」と称されるスペインのサッカーの中にある。本書では、FCバルセロナに所属し、コーチとして指導してきた著者が、「日本サッカーが強くなるための方法」を紹介する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前半では、スペイン代表がユーロ2008を制すことができた理由、バルセロナのサッカーがあれほどの強さと美しさを持つ理由が分析されている。
ここまではごく一般的なサッカー批評の書籍の内容である。

この本の真骨頂はそれ以降、スペインにおける選手育成の話である。
大学卒業後、指導者を目指しスペインに渡った著者が見聞きしてきたことから、日本におけるサッカー指導の問題点を指摘している。
(野球的指導、システム論、ポジション適正の見極め、等)
そして、部活動中心の選手育成のシステムを、ただ欧州に習いクラブ中心に改めろというのではなく、現状の枠組みの中で、どのように良い方向に持っていくかを模索しようとしているところに好感が持てる。

最後にはモウリーニョが拠り所とする戦術的ピリオダイゼーション理論を紹介している。この理論が難解なであることも手伝ってか、尻切れな感じで終わっているのが残念だが、ページの制約上仕方が無いのだろう。

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2011年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
サッカー・スペイン代表選手の多くは、実は日本人と同じくらい小柄だった!
「世界との体格差」を抱えながらも、2008年にヨーロッパ王者に輝き、2009年には国際Aマッチ35戦無敗という前人未踏の大記録を打ち立て、今や「世界最強」の強さを誇るスペインサッカーの中にこそ、「日本が世界で勝つためのヒント」はある。
FCバルセロナスクールの現役日本人コーチが、“小さな巨人”の強さの秘密を探り、日本サッカーの強化策を提言する。

[ 目次 ]
第1章 スペインはなぜユーロ2008を制することができたのか(体格差を補う戦術と弱点を補う精神構造;スペイン代表の躍進を促す国内サッカー事情)
第2章 強く美しいサッカーの源流・FCバルセロナの世界観(ヨーロッパ王座奪還の舞台裏;育成現場にあるスペインサッカーの秘密)
第3章 リフティングはうまいが、サッカーが下手な日本人(日本のサッカー;サッカーの本質)
第4章 日本サッカーが世界で勝つためのヒント(未来へのヒント;サッカーの本質を探る)

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2011年06月05日

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