【感想・ネタバレ】背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 7のレビュー

あらすじ

白熱する夏の全国大会、その二次予選が始まった。必殺技を温存したまま一次を突破した土屋&亘理ペアは、果たしてどこまで勝ち上がれるのか!? 一方、引退を決意して後ろ向きだった理央の心にある変化が…。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

スタンダード二次予選。

表紙の咲本さんめっちゃ楽しそう。
カバー下には咲本・永島ペアの幼少期のひとコマが。


まずは綾辻理央のものがたり。
土井垣に誘われて4歳でダンスを始め、小学校に上がる頃に本格的なレッスンを受けるようになった矢先に、圧倒的な才能を目の当たりにして静かな挫折を経験する。その後も神宮寺や後輩である八巻・椿らの才能と会うたび、闘争心や主張を押し込めて土井垣の影に徹するようになっていた。そんな彼女が大勝負に出るエピソードが熱い。


途中参戦した花園・御木ペアも、しっかりと彼ら彼女らそれぞれの闘いが描かれる。すでに芸能界に身を置く二人の闘いは学生のそれらとはまた違った意地と矜持とキラキラを示す事。


そしてクイックステップで土屋・亘理ペアが飛び出してくる!正直ここまで読者の視線も向かないくらい地味に踊っていたが、まさに「何‼︎?」という展開。この潜み方は見事です。
’10秒間だけの主役’という見せ場は作るも、あえなく二次予選敗退。
文化系低熱量男子だった土屋が’次こそは’とストレートに悔しさを滲ませる場面はまさに少年漫画。


いい巻でした。


1刷
2021.10.9

0
2021年10月09日

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