【感想・ネタバレ】あなたのあらゆる「困った!」がなくなる 「ADHD脳」と上手につき合う本(大和出版)のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月30日

「ADHD脳」の特徴としてあげられるのは”ワーキングメモリー”が小さいということ。
今からしようとしていること、そのために必要なさまざまな情報や過去の経験やルールを載せる記憶のお盆が小さいということが特徴。

脳に本来そなわっているはずである外部の情報から必要なものだけを選びとる、一種のフィルターが...続きを読む未発達なのである。

そんなひとクセある脳の持ち主に、生活の”困った”を減らし、自分を責める”ネガティブな感情”から解放されるようなアドバイスが優しくなされた本。

軽度のADHDで、自ら処世術をあみだしている人は、この本に書いている内容ぐらいは既に実行しているのではないかとも思うが、なにしろADHDで自己肯定力が下がった者にとって著者の暖かい目にはなぐさめられる。
ADHDであることで日常生活に躓きがちな人へのアドバイスは役にたつ。

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Posted by ブクログ 2016年02月04日

"のびジャイ"でADHDを世に知らしめた司馬先生の、大人向けセルフヘルプ本。診断名としてのADHDというよりむしろ"ADHD的な傾向の持ち主"を自認する大人に向けて書かれており"
グズグズ脳""うっかり脳"など、タイプ別...続きを読むに(もちろん、ほとんどの人はその多くに当てはまるわけだが)具体的対処法を紹介している。

これらの対処法、すでにあれこれ試している身としては「わかってるけどこれを実践できたら苦労ないっすよ〜」とか「試してみたけど次の瞬間にはもう"それをやってること"を忘れちゃってるんすよ〜」などとぼやきたくなるものもあるのだけど(昨日の朝、玄関の真ん中にゴミ袋を出しておいたのにキッチリそれを避けて出勤した私)、なすすべなし!というお手上げ状態から解放してくれるノウハウではあるので知っていて損はないと思う。いくつかは「今日から試してみよう」と思ったし。

短いけど、疲労についての章を設けてあるのもポイント高い。

想定される主な読者は成人女性と思われるけど、子どもへの支援や成人男性のセルフヘルプにも使えるアイデアがいろいろある。
コンパクトで読みやすい分内容的にはそれほどボリュームがないのは、人によっては物足りないかもしれないけど飽きっぽい人にはちょうどいいかな。

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