あらすじ
将来が心配、自分に自信がない、独りが怖い、見た目が気になる――人間はだれでもこうした考えに囚われ、押しつぶされそうになるときがあります。本書は、これらの根底ある「不安」と「寂しさ」との、上手なつき合い方がわかる実践的人生論。「得体の知れない不安や寂しさ」を抱いているのは、あなた一人ではありません。おそらく、この世界のほとんどの人が、あなたと同じ弱い心をもった存在で、それぞれの不安や寂しさを抱えています。自分のもっている不安と寂しさを認め、抱きしめ、愛することができれば、不安と寂しさをもっているほかの人を愛することができます。これもまた、この世界の不安や寂しさをやわらげる、すばらしい方法だと僕は感じます。――本文より抜粋心が晴れない、涙が止まらない……そんな日は、静かにページを開いてみてください。あなたにぴったりの心の薬が見つかるはずです。
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Posted by ブクログ
誰もが抱いている「不安」と「寂しさ」
逃れることのできない、心の根っこに潜むこの2つの気持ちとどうやって向き合うか。
「不安」と「寂しさ」を認め、愛し、友達になろう。そのための上手な付き合い方のヒントが散りばめられた、薬箱のような一冊。
失敗、臆病、孤独、自信がない、将来の不安、やめられない不安、辛い、失いたくない…様々な心配に対して、寄り添うような優しい言葉とキッパリとした態度で松浦さんは私たちに考えるヒントを差し出してくれる。
私に効いた言葉
・今、起きていることを、順番に、ひとつひとつ、丁寧に片付けていく。(具体的に行動⇔漠然とした想像、不安)
・私が持っているのは「みずみずしい」一つのリンゴ。
・仕事の評価と人間としての評価は別。
・私は誰を認めているか
・私から心を打ち明けよう、秘密を。挨拶。
・自分を見つめる、とことん愛する(家で一人でゆっくり過ごす、手のひらをじっと見る、紙に書く、目の輝きをチェック)
・成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと
・行動と発見の繰り返し(見切り発車でいい)
・素直で謙虚
・乗り越えられると信じる。自分も相手も。
・全ては所有ではなく、預かっているもの
・自分が嫌になったら、得意で好きなことをする
・過去に引きずられない。
・自分を許す、腹を立てない、良いとこ探し
・夢をとにかく書いて毎日見る
・解決しようとせず、対処する
・我慢し、プライドを捨てる
即実践できたのは、あたまのネジをゆっくり1つ2つ緩めるというイメトレ。見えてる景色がぼんやり。敏感すぎるとき、こうして鈍感になれるんだなぁと新発見。