【感想・ネタバレ】シフォン・リボン・シフォンのレビュー

あらすじ

さびれた商店街にオープンしたランジェリーショップ。乳がんの手術後、東京から故郷に戻ってきたオーナーのかなえと、そこに出入りする人々の人生模様。繊細で美しい下着が、行き詰まった人間関係をやさしくほどいていく。解説・瀧井朝世。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルがなんだか甘い優しい物語を予想させるけれど
近藤史恵さんの小説だもの、そうはいかない。
胸の奥が痛くなるような現実を抱えながら
自分では気がつかない闇に蝕まれていたりもしながらも
いつもと違う、美しい下着で気持ちが癒され
一歩、前に進むことで、思ってもいない前が開ける
つらい現実も、明るい未来も、ドンとこいな気分になれる
すてきな小説でした

0
2015年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「きれいな下着を身に付ける…それは
あなたがあなたを大事に扱ってあげている…」
なんか良いなぁ~わかる、すんごいわかる
異性に媚びるとか性的なことではなく
誰のためでもなく、自分のために選ぶ下着
これ、結構大事だよな~
ただ買うのではなくて、自分のために「選んで」買う
高い安いではなく、自分を考え思って選んでいるか
たまーにでも、そういうことは大事
微妙な差なんだけれど…
下降気味なときに
時折でもそれが出来てたか出来ないかで
凹みに実は大きな差が出る気がする

重いものから楽しいもの
ホントに多彩に書く人
そして心理的にジワジワ来る人
まぁ、だからたまに気持ち的に読むのが
辛いときもあるけれど(^_^;)
でもやはり好きな作家さんだ

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2017年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2017/2/2
1話目が最も揺さぶられた。
毒親に腹が立って腹が立ってそれにいいように使われてる娘にも。
最後に洗脳が解けてよかったけど。
少し自分と重なるんだよね。
だから叫びだしたくなるような感情が沸いてきて困惑する。
私はここまでじゃないと思うし、それぐらいはどこの家でもあるだろうとも思う。
現実は捨てるほどじゃないと思うからフィクションでは捨てて欲しかった気もする。
いい下着とパジャマが欲しい。

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2017年02月04日

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