【感想・ネタバレ】そして、何も残らないのレビュー

あらすじ

閉鎖された中学校の校舎で、かつて軽音楽部で生まれた曲の歌詞通りに起こる連続殺人。
アガサ・クリスティー賞受賞作家が書き下ろした現代日本版『そして誰もいなくなった』。

すべて伏線、衝撃のどんでん返し……。究極の「青春+恋愛」ミステリー。

真琴は高校の卒業式を終え、既に廃校となっている母校の平静中学校を訪ねた。朽ち果てた校舎に、彼女が所属していた軽音楽部のメンバーが集められたのだ。目的は中学三年のときに部を廃部に追い込んだ教師への復讐。だが、再会を祝して全員で乾杯した瞬間、ミニコンポから、その教師の声が響き渡った。「平静中学校卒業生諸君に死を」。一同が驚愕するなか、突然メンバーのひとりが身体を痙攣させ、息を引き取る。真琴は警察に連絡をしようとするも、携帯電話の電波が届かない。しかも学校を囲む川に架かる橋が何者かによって焼き落とされ、町に戻ることができない状態になっていた……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

台詞がわざとらしいなあ、と違和感バリバリだったのはこういうことか。
血は流れていないのに後味が悪いなんて珍しい。
ウィルコを聴きながら書かれたのであろう。

0
2015年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去を清算するために廃校になった校舎に集まる元軽音部関連のメンバーたち。なかなかありえないような場所で、久々に復讐かねて演奏しようと集合しましたが、次々とメンバーが以前に作った曲の歌詞と同じように殺されていきます。過去を思い出しながら解決のために頭を巡らしますが、糸口はつかめないままばたばたと倒れていきほんとに誰もいなくなっちゃうんじゃと。正直最後は、手をかけたのは妹だと思ってたので、そうか・・でした。しかしこの道をいくとまた妹に邪魔されそうですが、どうなんでしょう、ナユタが中間に立つんでしょうか。

0
2016年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校卒業を目前に控え、廃校になった中学校に集まったかつての軽音楽部のメンバーたちが、一人、また一人と殺されていく。
クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュということで、クローズドサークルに見立て殺人は本家のまま。そこに中高生の恋模様やちょっとした叙述トリックもプラスされ、何となく辻村深月さんの作品を思わせる。
登場人物がいまどきの中高生、しかも軽音楽部でロックバンドってこともあるのか、あまり森さんらしくないと言うか、森作品特有の穏やかさ、美しさがあまり見られなくてちょっと残念。

0
2015年11月17日

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