【感想・ネタバレ】6TEENのレビュー

あらすじ

あれから2年。テツロー、ナオト、ダイ、ジュンは高校生になった。はじめてのセックス、二股の恋愛と裏切り、同級生の死。なにが変わって、なにが変わらないのか。東京湾に浮かぶ月島で、ぼくらは笑い、怒り、悩みながら、永遠と未来の間をさまよい歩く。まだ少しだけ、憂鬱や退屈や不安よりも、早く走れると信じて──。『4TEEN』のその後、四人組が駆け抜ける16歳の青春。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

テツロ―、ナオト、ダイ、ジュンの4人+ゆかいな仲間たちのお話し。4人の仲の良さは揺らぎないが、性に関するエネルギー(リビドー)が根幹にある。思春期の暗くて、エネルギーの有り余る4人の(性)描写は生き生きとして清々しい。はじめての性交渉、二股の恋愛と裏切り、同級生の死による感情の変化。この変化の描写はさすがだなと感心、でも、ゆかいな仲間のキャラ立ちが激しく、メリハリがなかったかな?少し話しが大きく振れている印象も否めない。でもこれがこの本の持ち味。30ページで一区切りという構成はとても好感が持てた。

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2020年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生の物語なんてもう楽しめないかと思っていたが、さすが石田衣良。
間違いなかった。
裏表紙の「早く走れる」は敢えての「早く」なのだろうか。
ーーー
あれから2年。テツロー、ナオト、ダイ、ジュンは高校生になった。はじめてのセックス、二股の恋愛と裏切り、同級生の死。なにが変わって、なにが変わらないのか。東京湾に浮かぶ月島で、ぼくらは笑い、怒り、悩みながら、永遠と未来の間をさまよい歩く。まだ少しだけ、憂鬱や退屈や不安よりも、早く走れると信じて――。『4TEEN』のその後、四人組が駆け抜ける16歳の青春。

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2016年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の若気の至りとは程遠い 判断能力は何で培われたんだろう。
でもだからこそ彼の周りには悩みを打ち明ける子が集うのか? 

ちょっと
大人が書いたモノ
という印象を持ってしまった。

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2016年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞受賞作続編に当たる短編集。

印象に残った短編をいくつかレビュー。

【ユウナの憂鬱】
まず、単純に“若さ”っていいな、眩しいな。
友達ってイイものだ、と。

“親になる覚悟”ってなんだろう?
世の若年夫婦は、どんな覚悟をもって子供と向き合っているのだろう?

そして、自分の覚悟は……?と、考えさせられた。


【メトロガール】
……青春だ!


【スイート・セクシー・シックスティーン】
……青春だね!
“ソレの前”の緊張感がひしひしと伝わってくる描写が、心地好い。


【16歳の別れ】
……文庫裏表紙の煽りに書かれた“同級生の死”は、本短編にたどり着くまでずっと“ナオト”のことかと思ってドキドキしていた(苦笑)。

違うと分かっても、ホッとするでもなく……でも、暗くなりすぎるでもなく読めたのは、筆者の力量によるのだろうな。

「でも、十代の苦悩なんて、そんなに分かりやすいものだろうか。」
の一文に、ハッとした。

自分にもたしかに、そういう時代があったなぁ、と……。



★3つ、7ポイント半。
2013.11.01.了。


池袋、秋葉原、上野、月島……。
作品の毛色は異なるけれど、石田さんの描く“街のハナシ”は、なんだか好きだな。

浅草、赤羽、新大久保あたりも舞台にしてみてほしい(笑)。

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2017年01月11日

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