【感想・ネタバレ】シュレミールと小さな潜水艦のレビュー

あらすじ

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とある国の港町に暮らす白ねこシュレミールは、好奇心から桟橋にやってきた、帽子をかぶったクジラのような船に乗りこんでしまう。じつは、それは、ものを考え、イルカとおしゃべりができる最新式の小型潜水艦アルムフロッサーだった。戦闘中の爆発のせいで、ものを考えるだけでなく、ものを思うようになったアルムは、隣の国との戦争の発端になった島を沈めようとしていた。シュレミールは、小さな潜水艦と一緒に島へむかう。そこは火山島なので、ミサイルを撃ち込めば、ふたたび海に沈む。しかし、火山の爆発に巻きこまれれば、もうもどって来れないかもしれない。シュレミールは最後まで一緒に行くと決めたが、アルムはシュレミールを脱出させる。火山は海中に沈み、元の港へ帰ったシュレミールは、アルムがいつかまた、もどってくるような気がしているのだった。

斉藤洋の初期傑作を復刊!

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Posted by ブクログ

え、児童書にして、この時代にして、ラジェンドラ的AI搭載潜水艦ですよ!
そしてまた非人間のすっきりした主人公。
二人のコンビがまた良い。
そして戦争に対する責任感とゆう胸熱さ、泣けます…。

あとこのイリア大佐の変わり身かっこよいと思うのですが。
文庫があったとは、古書店で探します。

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2020年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人工知能を搭載した自動航行潜水艦U5114アルムフロッサー(通称アルム)と港町で暮らす白猫・シュレミールとの海洋冒険小説。
感情や思考を持ってしまった潜水艦アルムとシュレミールが戦争を終わらせるために危険な戦地に乗り込んでいく。港での出来事しか知らなかった猫がアルムと行動をともにすることで戦争の実際を知り、無残さやくだらなさを体感していく。
その中でアルムとの友情・別れを通して戦争と生きるを考えさせる。

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2011年09月26日

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