あらすじ
時は飛鳥。他者の夢の意を読み解く力を持つ白妙は、皇女の夢を解くため京にやってくる。しかしその夢を解こうとするたびに、見知らぬ少女の心に呑み込まれてしまう。それは最高権力者である太上天皇、後の持統天皇の過去だった。彼女の心の奥へ奥へと入り込む中で、白妙は恐ろしい秘密へと近づいていく。強大な権力を手にし、愛する者を次々と葬った古代最強の女帝の真実に迫る歴史長編。
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Posted by ブクログ
こわかった!!もうその一言。
・・・・百人一首のあの歌・・オソロシイ。
昔あの歌に惹かれて天の香久山まで登ったんですが、この小説後は感じ方が
変わりそうです。((笑))
ちなみに地元で売っている「白妙の衣」をイメージした「鵜野讃良」という和菓子
が好きなんですが・・今後うををを!と思いそうです。
古語をちりばめた文体に最初は読みにくかったんですが、慣れてくると世界観が
はっきりしてきてよかったです・・。
ネタバレになりますが、後半のクライマックス。
寝所で横たわる讃良が「お前を見つけたぞ」的な表情するのが・・オソロシイ。
読み終わった後、トラウマになりそうでした。トラウマになりそうなときは
同時に里中満智子先生の「天上の虹」の最終巻をお読みになるのをオススメします。
歴史ホラーとしては面白いですが、バッドエンドすぎて・・★4つ。