【感想・ネタバレ】朱鳥の陵のレビュー

あらすじ

時は飛鳥。他者の夢の意を読み解く力を持つ白妙は、皇女の夢を解くため京にやってくる。しかしその夢を解こうとするたびに、見知らぬ少女の心に呑み込まれてしまう。それは最高権力者である太上天皇、後の持統天皇の過去だった。彼女の心の奥へ奥へと入り込む中で、白妙は恐ろしい秘密へと近づいていく。強大な権力を手にし、愛する者を次々と葬った古代最強の女帝の真実に迫る歴史長編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

こわかった!!もうその一言。

・・・・百人一首のあの歌・・オソロシイ。
昔あの歌に惹かれて天の香久山まで登ったんですが、この小説後は感じ方が
変わりそうです。((笑))
ちなみに地元で売っている「白妙の衣」をイメージした「鵜野讃良」という和菓子
が好きなんですが・・今後うををを!と思いそうです。
古語をちりばめた文体に最初は読みにくかったんですが、慣れてくると世界観が
はっきりしてきてよかったです・・。
ネタバレになりますが、後半のクライマックス。
寝所で横たわる讃良が「お前を見つけたぞ」的な表情するのが・・オソロシイ。
読み終わった後、トラウマになりそうでした。トラウマになりそうなときは
同時に里中満智子先生の「天上の虹」の最終巻をお読みになるのをオススメします。
 歴史ホラーとしては面白いですが、バッドエンドすぎて・・★4つ。

0
2016年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに惹かれ購入。好きな時代を生きる好きな人物たちが次々と登場し、親しみを覚えながら少しも早くと読み進めると…なんとも恐ろしさに身のすくむ結末。
〝春過ぎて夏来たるらし白妙の…〟を、こう読み解くとは。現代からみればファンタジックにも思える部分こそ古代史の魅力のひとつであると思ってはいたが、まさかの読後感に衝撃を引きずっている。

0
2015年02月21日

「小説」ランキング