あらすじ
動けないし、しゃべれないし、もう私のことはわからないのだけれど……日本のどこかで暮らすごく普通の人がもらしたささやき。ひとりで泣くこともある、あなたに贈る、13人の胸のうちを綴った掌編小説集。
※本書は二〇〇九年六月に刊行された単行本『もう私のことはわからないのだけれど』(日経BP社)を改題し、加筆・修正の上、文庫化したものが底本です。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
字も大きくて、すぐ読み終わる。
でもこの登場人物たちの介護人生は続いていく。(ほとんど実話らしい)
絶えず身内の誰かが病気でずーっと介護に明け暮れてる大学生とか、(伯父とか叔母の世話までしてるってどんだけ血縁関係が強いんだろ)
友達と会っていても、”介護があるから”って言っても不自然な年齢じゃなくなったからそれが嬉しい、とか。
介護だけの人生じゃあ、あんまり虚しいから出合い系サイトで知り合った人にロストバージンするとか…。
ほんとに身につまされる逸話ばっか。
日本はこれから益々高齢化が進むということは、こういう人たちも増え続けるということだ。