あらすじ
小学四年生のフミと、六年生のマキ。ふたりは、お互いの父と母の再婚できょうだいになったばかり。おねえちゃんと仲良くなりたいフミだったが、無愛想なマキの心がわからずに泣いてしまうことも。マキはマキで、新しくできた妹に戸惑っていた。そして、姉妹を見守る父と母も、「家族」の難しさに、迷ったり、悩んだり……。四人家族ひとりひとりの歩みを見つめた、優しさあふれる物語。
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Posted by ブクログ
面白かった!読む手が止まらない。
フミが、つっけんどんなマキに戸惑うことも泣かされることもあったけれど、途中で挫折せずに丁寧に関わり続けていたのが偉いと思った。マキも段々、転びそうになりながらもこちらに近づいてきて嬉しくなる。フミの亡くなった母視点で書かれ始めてからは、重松清さんはどんな視点でも自然に書けるのか、と感心したものだ。
Posted by ブクログ
再婚同士の新しい家族のお話。
フミと、おねえちゃんのマキ。
厳しいけど意地悪ではない、優しくて、頭も良いけど、時には迷うこともあるマキ。
お父さんとお母さんの悩みもわかる。子どもながらに気を使ったり恥ずかしかったり悔しかったり悲しかったりさみしかったり、もわかる。
ただただ、応援したくなる家族のお話でした。