【感想・ネタバレ】海にかがやくのレビュー

あらすじ

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鉄道会社の重役、大林二郎は、鉄道の起工イベントのため、故郷へもどった。そして自分の人生を変えたひと夏のできごとを思い出した。小学6年生だった二郎は、カツオ船の船主の頼みで、その孫の少年を駅にむかえにいくが見つからない。焦った二郎だったが、じつは孫は女の子で見逃していたのだ。都会育ちの少女、夏生は、二郎を気にいったらしく、いっしょに釣りをしたりして、仲良くなっていく。村をあげての竜神祭の日、舟の競争、伝馬くらべで事件があり二郎は窮地におちいるが、夏生の機転で助けられる。その日の夜、二郎と夏生は、事件に関わった利男と光彦とともに海へ漕ぎだし、ふしぎな体験をする。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台は昭和30年代の海辺の漁師町。東京から来た夏生と漁師の息子二郎は、村の竜神祭の夜、仲間たちと竜神を見る。

村を出て東京へ行った夏生の母への村の大人たちの目、子どもらしい闘争心など、戦後の経済成長が始まるころの子どもたちを生き生きと描いている。

でも、大人になった主人公のプレイバックから始まり、大人になった登場人物たちのその後で終わるような書き方は、子どもの読者にはどう受け止められるのか。大人が読むという前提の小説としては面白いけれど、子ども目線では、いらない記述になりかねないのでは?

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2012年09月14日

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