あらすじ
宮澤賢治は、親友の女学校教師・藤原嘉藤冶から不思議な話を聞く。教え子の父親が、電信柱が歩くのを見たというのだ。まるで、賢治が書いた童話「月夜のでんしんばしら」のように。さらに教え子自身も川を流れる河童を目撃していた。現場を検分した賢治は、驚くべき推理を繰り広げるのだった。心優しき詩人が、数々の怪事件を鮮やかに解き明かす、新シリーズ始動!
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Posted by ブクログ
農学校教師時代の(名探偵な)宮沢賢治。友人・藤原嘉藤治(カトジ)視点で、彼が持ち込む奇々怪々な事件を解決する短篇集。トリックがユニークで、豊かな想像力と理系思考が同居しているケンジだから解けるのかも…と思える。なにより、カトジが非常にまともな感性の持ち主ながら、ケンジのよき理解者なのが嬉しい。