あらすじ
伯爵家に養女に出されたキアラ。二回り年上のクレディアス子爵との結婚を命じられ、とたんに前世の記憶を思い出す。中学生の時に大好きだったシミュレーションゲーム「ファルジア王国戦記」に出てくる悪の魔術師の名前が、“キアラ・クレディアス”だったことを……！ まさにここはゲームの世界そのもの、このままでは主人公に殺されてしまう！？ 嫌すぎる運命から逃げ出すため、逃亡を企てたキアラは――。恋あり魔法あり戦いあり、波瀾万丈の冒険絵巻！ イラスト：藤未都也 主婦と生活社刊
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面白いです
この巻はキアラが14歳から16歳までの話です。前世で遊んだ戦闘シミュレーションゲームの世界で、キアラがレジーを死なせない為に自分ができる最大限の知識と行動力で奮闘します。決してチートではなく、ふつうの女の子のキアラ。恋愛面も少しあります。次はどうなるのか楽しみです。
口絵が良い
口絵が良いというのは、選び方がちょっと感動してしまうということ。若干おマヌケな感じがするこのシーン、中々出てこないなぁと思ってたらここに繋がるまでがそういうことかと色々な意味で衝撃を受けました。
あらすじだけを言ってしまえば、これでもかっていうくらい、暗くなってしまいそうなのに、あちらこちらに上手い具合に笑ってしまうシーンが散りばめてあり重たいはずの事も、沈み込み過ぎず読むことが出来ました。
王子には合わないんじゃないかなぁという理由が、ひょうきんすぎるからというのが1番ツボにハマりました。
匿名
初めはあらすじが入ってこない
始めの方を読んでる時はストーリーが頭に入ってこなかったのですが、ストーリーが進むにつれて引き込まれていきました。
特に取り柄らしい取り柄のない普通の女の子で、これといったエピソードがなく平坦な感じで、主人公キアラを取り巻く人物の名前などが区別できなかったのです。
魔道士が他の異世界小説とは違う、特殊な設定なのが珍しいような歯痒いような…感じですね。
ゆっくりと信頼関係を築いていくキアラと周りの登場人物達の関係が、読み進むうちにお互いが優しい大切な人達だから守ってあげたいという気持ちはストンと納得出来ました。
平坦なストーリーと思いつつ一気読みしてしまったので、逆に言えば抵抗ないストーリーだと思います。
今後の2人の関係がどう進展していくのか楽しみなので、このまま2巻をお買い上げして読みたいと思います。( ^ω^ )
けっこうサバイバル
転生モノで、殺される運命回避!って頑張る前半と、回避に協力してくれた人達を守るためにも、と頑張る後半。
なんとなく境遇の近いレジーに友人以上の扱いを受けていたりしますが、今のところ踏み留まってますかね。
それはそれとして、カインの気配りがいいなぁ。
続き読みたい、と思わせるブツ切りな終わりでした。
Posted by ブクログ
ネットより書籍化された方が読みやすくてテンポも良く感じる。楽しかったです。
戦略系シュミレーションゲームへの悪役転生のはずが、乙女ゲーム転生のような表紙です。内容はまだ恋愛未満ですが…。
番外編『真夜中には貴方を数えて』レジーとキアラの眠れない夜の二人の交流。
Posted by ブクログ
継母に使用人同然の扱いを受け、さらに他貴族に養女として売られ、その上、政治の道具として年寄りの側室にさせられそうになり、逃げだしたキアラ。その途中で拾ってもらったのが、王太子を伴った辺境伯の嫡男。とまあ、悲惨な状況でも暗くならず、前向きに生きる主人公がいいね。助けてくれた王子や辺境伯のため、前世の知識を生かして、迫りくる敵に立ち向かう。
シリーズ作品レビュー
