【感想・ネタバレ】君が電話をかけていた場所のレビュー

あらすじ

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。しかし、当時のあなたにとって、彼女はあまりに遠い存在でした。『自分には、彼女に恋をする資格はない』。そう考えることで、あなたは初鹿野さんへの想いを抑えつけていたのです。……ですが、同時にこうも考えていました。『この痣さえなければ、ひょっとしたら』と。では、実際に痣を消してみましょう。その結果、初鹿野さんの心を射止めることができれば、賭けはあなたの勝ちです。初鹿野さんの気持ちに変化が起きなければ、賭けは私の勝ちです」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

道端の公衆電話がいきなり鳴る。電話口の女から持ちかけられた「賭け」で、深町の頬の醜い痣はきれいに消えた。痣のせいで今まで得られなかった普通の人間関係を手に入れた深町、しかし、賭けには代償があって… 三秋作品上下巻の上巻。まだ明らかにされない初鹿野の闇の理由のせいで、初鹿野がただのつんつんさんに見える。下巻読んだから理由はわかるんだけど、深町の初鹿野への気持ちの深さすごいなあ。

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2018年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 生まれた時から頬にある痣が原因でふさぎ込んだ小学生時代、荒れた中学生時代を深町陽介は過ごした。
 そして中学に見切りをつけ、ワンランク上の高校に入学した矢先に事故で入院して夏休みまでを病院で過ごした。
 この痣のせいで高校も棒に振ることになったら。そんな陽介は退院後、奇妙な電話を受ける。

「賭けをしませんか?」

 それは小学生の時に恋心を抱いた初鹿野唯と両想いになれたら、賭けは勝ち。
 賭けに乗るならば、その痣を消すというものだった。
 そして、陽介は賭けに乗った。そして、生まれた時から諦めていた痣が顔から消えた。

 夏休み前に初登校を済ませた陽介はクラスに溶け込んだ。
 そのクラスの空席は初鹿野唯のものであり、彼女が不登校になっていることを知る。
 小学生のころ、何度も行った彼女の家へ行き、そして六年ぶりの再会を果たすと、彼女の頬には陽介から消えた痣があった。


 さて、最近は三秋縋の物語の雰囲気が好きで、これで著作は全部読み終わってしまう。
 題材は人魚姫、自分の醜さを消す代償に賭けたのは自分の命。
 彼女が自分を必要とさえしてくれれば、それが自分の存在証明になる。例え嫌われる必要があっても。

 下巻へ続く。

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2016年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一年に一回づつ、夏は訪れる。そんな書き出しで始めるこの小説。

三秋縋さんの『君が電話をかけてきた場所』

主人公・深町陽介は、顔の右半分に大きな痣を持つ高校生。その外見から自信を持てず、また他人にも避けられてきた。そのため、中学生時代は不良として過ごしてきた。
ある日、道を歩いている時に近くにある公衆電話が鳴る。受話器を取ると、謎の女性から「賭けをしませんか?」と持ちかけられる。その内容は、痣を消す代わりに、初恋の相手・初鹿野唯と恋人になってみせよ、というもの。賭けに乗った陽介の痣は消える。
高校に進学した陽介は、痣がないこともあり、クラスに溶け込んでいく。隣の席の少女、荻上千草やサッカー部員永洞とも仲良くなる。そして、ある日初鹿野唯とも再会する。
しかし、彼女は…


夏と海辺の街を舞台とした三秋さんの作品、下巻に続きます。

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2025年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

深町陽介
美渚第一高校に進学。入学前に全治十四週間の大怪我を負う。顔に痣がある。

初鹿野唯
小学四年生から六年性まで深町と同じ教室で過ごした。完璧な容姿と能力を持ち合わせている。私立中学に進学。高校は深町と同じ美渚第一高校。

羽柴
病院で深町と同室になった元教師。

笠井
フラワーショップ深町の担任。

荻上千草
深町の隣席の女子。

永洞
深町の前の席の男子。

初鹿野綾
唯の姉。

戸塚雅史
二十三歳の大学院生。綾と同じ研究室。

宿村
居酒屋で戸塚が知り合う。妹が唯と同じ中学校。

遠藤
美渚第一高校の生活指導主任。

檜原裕也
陽介の中学時代の友人。美渚南高校。

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2023年09月27日

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