【感想・ネタバレ】ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 Iのレビュー

あらすじ

少女と錬金術師の愛が救国の〈乙女〉を生んだ! 十五世紀、フランス王国は王位継承権を巡り、イングランド王国と苛烈な戦いを繰り広げていた。 そんな中、貴族の息子でありながら魔術や錬金術の研究に没頭する少年モンモランシは、パリの王立騎士養成学校でブルターニュ公の妹リッシュモンら、多くの騎士・姫騎士候補に囲まれ、慌ただしくも充実した日々を送っていた。 だがアザンクールの戦いでの大敗によって、フランスと彼らの運命は一変する。パリが陥落し、騎士養成学校も閉鎖され、すべてを失いお尋ね者の流れ錬金術師となったモンモランシは、逃亡先の村で不思議な少女ジャンヌと出会う……。 混沌の百年戦争を描き尽くす歴史戦記+能力バトル+伝奇ファンタジーの三位一体巨編(トリニティサガ)!!

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Posted by ブクログ

同時発売の2巻とは上下分冊
百年戦争後半戦、ジャンヌダルクを題材にしたライトノベル
なのに題名はユリシーズだが
アーサー王伝説だけでなくフェメール神話まで織り込んだそれに相応しい壮大な構成で
2巻分冊もやむなしの読み応えある内容
いつものように入りやすいよう周囲を姫太子にしたり姫騎士にしたりしている
何しろ主役が世界史上の奇跡さんだけにかすむ
なんで史実のジャンヌさんは空前絶後に活躍できたのか永遠の謎
神の存在を感じるまでまったなし
この2冊では舞台背景と主要人物の紹介からオルレアン攻囲戦までの本題だが
副題にあるように錬金術に賢者の石と聖遺物で能力バトルをしてみたり
単に添え物でなく創世神話からつながるブルターニュ地方の独自性について延々解説してみたり
青髭の祖父が赤髭でザントライユがサントワイユとわざと呼ばれたり
いろいろ盛りだくさん
2巻に続く

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2018年10月20日

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