【感想・ネタバレ】日英同盟 同盟の選択と国家の盛衰のレビュー

あらすじ

明治維新後の日本が列強入りをした日英同盟、破滅に追い込まれたドイツとの連盟。軍事外交史研究の泰斗が、日本の命運を決めた歴史的な選択を再検証。同盟国選定の要件と政策の意義から、近代外交の要諦を探る。
※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

坦々と時系列に沿って事実を分析している者を期待していたのだが、ちょっと違った。時系列では無く、テーマ順に並べているので、述べられている出来事が時系列順ではないし、現在の日中関係について繋げているのはちょっと好みでは無かった。あと、イデオロギーが強いのが気になった。
とはいえ、日英同盟成立の経緯・背景、日英同盟を日本がどう活かしたのか、日英同盟を英国がどう活かしたのか、そして、どうして同盟が解消されたのかについて総合的に述べられているのは良かった。
条約というのは、『一方的に活かしすぎる』事は、よろしくないなとか、条約に魂を吹き込むのはお互いの言動と世論なんだなと。
そして、日英同盟時に参戦要求を断るときの日本側の理由付けや言動、そして日本の世論の反対理由が戦後平和主義に基づく『一国平和主義』と全く同じでちょっとあきれた…あれは帝国憲法の時代から全く同じじゃねえかw

0
2018年10月14日

「学術・語学」ランキング