あらすじ
展覧会で、同い年の堂本の描く絵に魅了された連(れん)。
堂本(どうもと)は連の通う画塾の先生の息子で、孤高の天才として周囲から一目置かれる存在だった。 連はそんな堂本に果敢に話しかけ、持ち前の人なつこさで親しくなっていく。 ストイックで格好いい堂本が、たまに連の絵をほめてくれる。それが嬉しくてくすぐったい。
その気持ちは次第に恋へと変化していき……?
美大受験を目指す高校生同士の、初恋グラフィティ!!【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
素直で瑞々しい感性で描かれていて、いつの間にか話に入り込める青春モノでした。
美大を目指している天才肌で無口な堂本の作品に憧れて、自分もまた美大を志すことにした連が、彼への恋を自覚していく姿にキュンキュンさせられました。
高校生モノっていい!と思えるお話でした。受験とか夏期講習とか学祭とか!お約束アイテムがぎっしり。
合格を目指して熱くがんばる連の姿に、思わず応援したくなりました。
連はとても明るくて素直でかわいかったです。
堂本誰もが憧れるカリスマ性があって大人っぽく見えるけど、でもちゃんと年相応なかわいいところもあってステキでした。
互いにモデルになって絵を描きあうシーンがすごく印象的でした。連が最初意識しないで脱いじゃうのがかわいかった!その時の堂本の反応が…!
ドキドキするシーンにときめきました。
連がスランプに陥った時の堂本の言葉が、またよかったです。
「好きだから、苦しい。でも好きだから、苦しいのも受け入れる」
絵に対する気持ちと、好きな人への気持ちが同じようにどんどん大きくなっていくのがこの一言に集約されているようで、すごく胸に響きました。
心情を描くのがすごく上手い作家さんです。Hシーンじゃないさり気ない場面でも、ものすごく濃厚な萌が詰まってます。
連が物怖じしない性格でとっつきにくそうな堂本にも積極的に出てるところがよかったです。コンプレックスを感じても、堂本に受け止めてもらって明るく復活するのにキュンとさせられました。
楽しみにしていた書き下ろしもよかったです。俺の彼氏、最高とノロけてる連にキュンとしちゃいました。
ヤキモチ焼いて心配してるのは連よりも堂本の方がすごかったこともニヤつきました。
Posted by ブクログ
安定の安西先生のお話し。高校生同士のカップルで2人共、美大を目指して頑張ってて、でも天賦の才能は平等ではない。そのジレンマはよく描かれているのだけど、受けの子が余りにも幼すぎるというか、ガサツというか、色気が感じられない。
でも濡れ場ばかりのBLに食傷気味の人にはおススメかも。