あらすじ
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小さな登山家が極限の世界で見つけた魂のメッセージ
日本人初、エベレスト単独・無酸素での登頂、
そして世界初のインターネットによる登頂生中継への挑戦――。
標高7000メートル以上では生物が生息できず、
地上に比べて重量の感覚が3倍にもなる。
「デス・ゾーン=死の地帯」と呼ばれる極限の世界で、
酸素ボンベを持たず、孤独や恐怖と戦ってきた
著者による初のメッセージ集。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
お友達の紹介で読み始めました。
栗城さんは、いま大変な状況にいてそんな中私たちに何か大事なものを問いかけてくれていると感じています。本を読んでそう感じました。
人間にしか、辛い状況を感謝できないそのことに、人間として限られた時間を生きて、日々成長できることに感謝したい。
そう思える栗城さんがすごい人だなと思いますし、尊敬します。
私にも辛さを感謝できるようになるのかな・・・
決して、栗城さんのように強くて、芯のある人とはほど遠いけど・・・
いつか近づけられるといいなあー(#^.^#)
Posted by ブクログ
登山の写真と、ショートストーリーが綴られた本。
その割合は、個人的な見解で半分ずつくらいだろう。
ただし、ショートストーリの中には、詩のようなものもある。
文字の大きさも、27に別れたストーリーや行によって異なる。
写真はほぼカラーのもの!
本人のアップの写真やヒマラヤ山脈や自然の風景、現地の人々などだ。
ただ単に、本人だけの写真だったり、風景ばかりの写真だけではないのが嬉しい。
栗城さんが、どのような山を登ったのか。
どんな雪山で睡眠をとるのか。
どんな人が周りでサポートをしているのか。
どれだけ危険と隣り合わせなのか。
まるで物事を立体的に見ている感覚ようだ。
実際に、一人で登山中にベースキャンプとどのような会話が交わされたのか。
生きること、困難とは、足りないこと、夢、感謝など、栗城さんの考え方を知ることができる。
特に、登山や旅行など冒険することが好きな人は、必ず背中を押される感覚を味わうだろう一冊!
Posted by ブクログ
▼学び
★周り関係なく【「今、やりたい」自分を信じ】て、【夢をとにかく口に出し続ける】こと!★
↓
・周りの複数人に無理だと言われても一歩踏み出す勇気の鍵は【「今、やりたい」という自分の気持ちを信じる」】こと!
・夢を叶えるためには、【とにかく口に出し続ける】こと!それが共感や時に手を貸してくれる仲間を生み、何より自分がどんどんやるんだと当たり前に信じられてくる!
▼印象に残った言葉
・全員に無理だと言われて不可能の壁を作っていないか。→★一歩踏み出す勇気は「今、やりたい」という自分の気持ちを信じることから生まれる。
・終わりがわかっていても、心を折らずに、弱音を吐かずに生きている人たちがいる。→母のように、自分も一生懸命生きなければと思った。★最期に「ありがとう」と言ってこの世を去れる人間になりたい。
・少し大きな目標と、少し大きな壁。壁を少しずつ大きくしていくことで、もう低い壁では満足できない自分が現れるだろう。→★より大きな壁へ。壁を超える楽しみを覚えよう。
・何かやりたい。でも何をしたらいいかわからない。そんな時は何もしないこと。何も考えなくていい。部屋からも出ない。できることなら1週間くらい引きこもってみよう。人間何もしなければ、何かしたくなってくるものだ。→★何もしないことは充電であり、充電したらあとは動き出すだけ。
・夢は思っていても叶わない。夢は口に出すことで、必ず共感してくれる人が現れる。夢を語り続ければ、誰かが手を貸してくれることがあるし、何より、自分で自分の夢を信じられるようになる。→★夢を叶えるためには、自分のやりたいことを言葉にして伝え、語り続けること。そして、あきらめないこと。
・数々の山に登頂してそのときは感動しても、時間がたてばもう次のことを考えている。しかし山を登って帰ってくるといつも思うことがある。それは地上の温かさだ。仲間がいて、温かいご飯が食べられて、そしてまた明日が迎えられる。→★その温かさのありがたみを再認識するために、僕は山に登っているのかもしれない。
Posted by ブクログ
『僕は大きなことよりも、小さなことでも喜べる人間になりたい。人は満たされないことを知ることによって、逆に心が満たされていく』
・心も体もすべてを迎える状態にしなければいけない
・生と死の分岐点
・不可能は自分が作り出しているもの、可能性は自分の考え方次第で、無限に広がっていくんだということに気づいた
・力んでも力はでない。山と対峙してはいけない。苦しみも不安もすべては自然の一部。僕らもその自然の中のごく一部。苦しみを受け入れ、苦しみに感謝する。苦しければ苦しいほど、喜びもまた大きい
・すべての苦しみは、受け入れることからはじまる
・本当の冒険は、否定されることからはじまる
・あきらめずに知恵を絞り続けていれば、いつの間にか人と出会う機会が増えていく
・大切なのはいま、どう生きるかだ
・未来は『選択と小さな行動』によってつくられている