あらすじ
幼い頃に富豪の子息である悠馬に拾われた香は、そのまま彼の使用人になった。当時は「あにさま」と呼び、本当の兄のように思っていたが、成長して彼への想いは恋心に変わった。けれど、彼との間には大きな身分の差がある。やり場のない切ない想いを、香はこっそりと文に綴るようになった。出すつもりのなかったその恋文を、あろうことか悠馬本人に見られてしまって……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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Posted by ブクログ
源氏物語の紫の上っぽいお話でした。
あらすじを見ただけではあまり惹かれなかったのですが、読み進めていくとお香と悠馬の関係だけじゃなく、お香の両親、悠馬の父と父の愛人とその子といった人達との関係も明らかになって、ああ、そういうことだったのねと最後に納得できました。
Hシーンは少なめなんで、もっと少なめにしてコバルト文庫とかでもありかなって思うお話でした。