あらすじ
ディーヴァーを継ぐ鬼才の人気シリーズ最新作
宝探しサイトで死体遺棄現場を知らせる連続殺人。天才殺人鬼を兄に持つ若き刑事が挑む犯罪の全貌とは。驚愕の展開を誇る鬼才の新作。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最高…
休暇中なのにものすごい惨殺死体とエンカウンターするカーソン。そして同じくものすごい驚きの形でジェレミーともエンカウンター!このあたりはもう、このシリーズ読んでる人ならにやり、でしょう。なんだかんだでこの兄弟が揃うのはやはりいいんだよねー
しかも休暇中ということでカーソンもボランティア的に関わるだけということもあり、ジェレミーをわりと大胆に使ってしまう…いや使われているのか?
ここまでで1番ジェレミーとカーソンの協力が見られるので個人的には1番オススメ。前作の日本人には少し馴染みのないテーマよりはイメージしやすい児童虐待という病巣がテーマだったこともある。
寅さんシリーズのようにまたもやカーソンにはヒロイン登場で、それはわたしとしてはすこし無駄に見えるんだけど…ま、いいか。
wikiなどで調べたらこの前とこの直後の作品は翻訳されておらず、その次の作品が翻訳最後の作品みたい。もうカーリイが読めなくなるのは悲しいけど、もう残りの一冊に伸びる手が止まらない…
Posted by ブクログ
待ってましたジェレミー再登場!
ジェレミーというのは主人公カーソン・ライダーの実の兄のシリアルキラーで現在収容施設を脱走して逃走中
この兄の思惑にはめられ、またしても猟奇的な連続殺人の捜査に巻き込まれます
今回カーソンは休暇中でケンタッキーの大自然の中、わいの大好きなハリー・ノーチラスアニキはほとんど登場しません
が、面白かった
特に兄弟のやりとりが面白く、二枚も三枚も上を行くジェレミーにいいようにされながらも必死にやり返そうとするカーソンが良いのです
自分も弟だからよくわかるのですよ
強大な兄に一矢報いたときのあの晴れやかな気持ち
やったで!やったったで!というね
でも結局最後は兄に守られ、兄の手のひらの上ってことに気付くんよなぁ
カーソン・ライダーシリーズはアメリカ社会の病巣を鋭くえぐる社会派ミステリーであるとともに、シリアルキラーと刑事という兄弟が歪んだ愛情をぶつけ合う家族の物語でもあるのだ
Posted by ブクログ
おもしろい‼︎相変わらず本当におもしろい!
キャビンに招待される不思議な件や、カーソンへの匿名の電話の件が深追いされず解放される件など…強引な展開も相変わらずだけれどおもしろい。
張り巡らされた伏線や、テンポの良さは抜群で『こんなことがあった…』などという文章に出くわす度に、何度もページを遡って納得して読み進めたので、2~3回読んだ気分。
最後にはミックスアップも無事に帰ってきてくれたし、本当に良かった。
早く次作を購入して読みたい‼︎
Posted by ブクログ
やっぱりジェレミーが出てくると面白い!
ジェレミーファンとしては読後感も良し。
なんと「ドナルドトランプ氏」の名前まで出てきてちょっと笑えた。
Posted by ブクログ
今回はカーソンが街を離れ、田舎で休暇を送ることになるが、またもや凄惨な殺人事件に遭遇して、という設定。
地元警察のチェリー、FBI、そして何より今回は兄であり逃亡犯でもあるジェレミーがフル参戦。
ジオキャッシングを利用した殺人事件と言うのが比較的新し目。
動機が分からない殺人事件、兄との葛藤、縦横無尽に張られた伏線、毎度のことながらジャック・カーリィの世界を堪能できる。とにかくこの人は無駄な文章が無く、的確でエッジが効いた比喩や暗喩が多いので本当に読んでいて面白い。しかもしれが主人公ジェレミーの一人称で語られるときどことなくユーモラスなゆえに、悲惨な事件やその背後の暗い人間関係がありながらも読後感が爽やかなのが良い。いつかシリーズを最初から読み直したい。
今回は終始田舎が舞台でで終わるが、果たして次回はどうなる?
兄はここが気に入ったようだし、チェリーの型破りなキャラ設定も良くて一過性の関係で終わってほしくないなぁ。
Posted by ブクログ
このシリーズは、期待を裏切らないですね。本作も良作です。序盤は少しもたもたしますが、最後は綺麗に着地します。"100番目"以来の笑撃ネタも炸裂、意外性やミスリードなど、ミステリとしての骨格も◎です。初めての方は第1作から読むことをお勧めします。
Posted by ブクログ
これは好き。
いろいろな伏線に惑わせられながら、なかなかに闇深い物語を照らし出すし、シリーズ読んでいれば理解できることを使いながら違う地平誘うのはすごいな。
中盤で声出そうになったのは久しぶり。
Posted by ブクログ
カーソン・ライダーシリーズ6作目
今回は相棒のハリーと離れ
休暇中に自然の多い土地で
怪事件に巻き込まれる。
逃走中の兄も登場します。
毎度のことながらこの兄がまた、トリッキーなのよね…「そうきたか!」みたいな手を使ってくる。
ヒロインも毎回変わって…メインのヒロインもいるんですけど…兄が指摘するみたいに「おいカーソン」って具合にコロコロ変わってる。
カーソンは。女性のちょっとした部分にかなりの観察力を発揮するんですが、女性だけではなく異常犯罪者達に対しても鋭く、ただ「ヤバイやつ」で済まさず何が起きてるかを読み解き、共感、解決策を見つけるあたりはさすが専門家
髑髏の檻というタイトルの意味も
わかってくるとなかなか不気味
手元にあるのは。あと1冊(2019.7現在)読みたいけど和訳は途絶えてしまうので、迷い中
毎年一冊でないかなぁ…
Posted by ブクログ
ライダー刑事第六弾。
いつかは再登場すると思っていた兄ジェレミー。
今回は、いつもの相棒ハリーの代わりに、ジェレミーが相棒になったといっても過言ではない。
休暇を取ったライダー刑事が事件に巻き込まれる。
GPSを使った宝探しゲームの「お宝」が死体だった。
ゲームのおかしな記号の秘密には、ヒントが出てすぐに気が付いたので、
真犯人の動機もそこらあたりあるのだろうと、見当がついた。
しかしジェレミーが家に執着して、そこにライダー刑事が付け込むとは意外。
危地に飛び込んだライダー刑事を助けるために、ジェレミーがFBIに飛び込んだのも意外。
単に、FBIの身元調査のやり方を探るためだったのかもしれないらしいが。
Posted by ブクログ
待望のシリーズ最新作。強烈なキャラクターが多数登場しストーリー的にも最後まで翻弄された。と書くと月並みだけどとにかく面白かった。主人公と逃亡中の兄という設定がどこまで現実感をもって成立するかが今後の見どころかな。本作ではギリギリセーフ?
Posted by ブクログ
「インザブラッド」がたいそうおもしろかったので、続いてこれを。前作では出番がなかった、ライダーの兄ジェレミーが登場する。おお、これはどんな展開になるのかとハラハラワクワクしたが、あれ?ジェレミーがあんまり恐ろしくないような…。慣れたのかな。
Posted by ブクログ
カーソンシリーズの第6作。後書きを読んだら本当は7作目というのが分かってびっくりした。
今作は休暇中のカーソンがその先で事件に巻き込まれるというストーリー。後書きにもあったが、名探偵は休暇中によく事件に巻き込まれる(笑)
内容的には相変わらずの狂気な内容で、そこに兄の存在も多いに関わってきて、シリーズファンなら楽しめる。最後までいまいち分からないまま進んで最後にどーっと判明していくパターンもおなじみ。ただ少し少食気味でもある。
1作目を意識した驚きも見せたが、謎なとこともあった。例えばジオタグをサイトに投稿したのは誰で何目的でとかがなんとなく分かりにくい。ただ=(8)=の真相には驚かされる(笑)こういったB級感がこの作品の面白みであることは間違えない。
ただこうなってくると次作への期待は上げるが、斬新な何かが欲しいところでもある。
Posted by ブクログ
休暇中の田舎町で事件に巻き込まれるカーソン。シリーズ七作目は、良くも悪くも「休暇中の出来事」といった感じ。
全体的にスローテンポ。いつものキレキレ本格サイコからはちょっとずれてる。カーソンの事件じゃないというぎこちなさが、作中との微妙な距離感に繋がったのかも。エグイ事件が進行中なのに、どことなくのんびり間延びして見えたのは、ケンタッキーの山間という舞台設定にあるのか? てなことを訝しみながら後半に入ると一気に加速する。事件が一本の線に繋がる展開は相変わらず巧い。壮絶な過去、支配する者とされる者、狂気に駆り立てられるモンスターたち──これだけのサイコな素材が揃ってるのに、なんかもやっとして終わっちゃった。
でもキャラクターは粒揃い。まずジェレミー兄ちゃん。大活躍です。この偽名での再登場を期待するくらいハマってた。お次はマドンナ役(?)のチェリー刑事。原作からあんな言葉遣いなのかしら。こちらも再登場希望。そしてインパクト大だった変態老人。でもなんと言ってもミックスアップでしょうか。犬飼いの私は事件以上に注目して読んでおりました。