あらすじ
身寄りがなく、天才が集まる組織で育てられた江藤冬稀は、創薬研究所に勤めている賀野瑛介に望まれ、入所することになった。自らに価値を見いだせない冬稀は、熱意溢れる彼の言葉によって、心に奇妙な高揚感を植えつけられた。冬稀は賀野のために日々研究に没頭するが、仕事よりも冬稀の身体を気遣う賀野の優しさにいつしか惹かれていく。しかし、自分が関わる研究でスタッフが事故死したことにショックを受け、研究が続けられなくなってしまい…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
鳥シリーズ1
創薬究所所長・賀野瑛介×アカデミー出身・江藤冬稀
特別な教育を受け人馴れしない冬稀は、熱意と誠意の感じられる書簡をくれた賀野のところで研究に没頭すると同時に、賀野に惹かれていく。
冬稀の関わった研究で死亡者がでたことで…。
後に出た続編のあとがきで、舞台はちょっと先の架空日本みたいな感じだとありましたが、SF仕立てと言うほどでもないので、普通に楽しめます。
きたざわ氏らしい展開で、期待を裏切りません。
挿絵が、冬稀の(少し暗めの)しっとりしたイメージと合って良い感じです。
Posted by ブクログ
先にCD既聴済み。
天才を育てる施設・アカデミーで育った冬希は製薬会社の賀野の「君が必要だ」という言葉で長和製薬で仕事をすることに…。
そして5年の間に賀野に密かな思いを感じるようになっていて…。
CDではイマイチ理解出来なかったアカデミーの事や、冬希や賀野の気持ちが丁寧に書かれていたのでCDを聴いた時のもにょっと感が随分減りました。
CDのキャスト、冬希@武内くん、賀野@安元さん、森崎@小西さん、久保寺@谷山さんでセリフを脳内変換出来たのが雰囲気が出て良かったです。
冬希が研究していた薬品の詳しいこと、それをスパイが狙っていたままそして事故で亡くなったこと、対抗物質について、の流れが残念ながら緩慢で分かりにくかったです。多分こうよね、みたいに想像で補足した感じ。
ところで、絵師さんは大好きな陸裕先生であることをこの原作を読んで知りました。
先に絵を知っていたら、安元さんの声には違和感を感じていたかもしれません。あ、いや、声は良かったですけど、あの絵のイメージじゃなかったような…。
とりあえず、CDがイマイチだったのは原作のせいじゃなかった という事は分かりました。
Posted by ブクログ
「鳥」シリーズ第1巻
なんちゃって設定の日本のお話
ちょっとサスペンスチック
そして年の差ものでもあるかな
主人公は天才で、超絶美形、そして世間を全く知らずに育ってきた
という、かなりありえないシチュです
閉ざされた世界でのお話なので、閉塞感は若干あるものの
なかなかワクワクと読み進められたかな