あらすじ
ダーウィン以来の、突然変異や自然選択に基づく進化論は、蛾の翅(はね)の色や鳥のくちばしの大小の違いなど、小さな変化しかカバーできず、種を超えた大進化を説明できない――。伝統的な進化論の盲点と限界を示し、著者が年来の主張とする「形態形成システムの変更」に生物進化の核心をみる画期的論考。信仰と化した学問上の通説に正面から切り込み、科学的認識の大転換を迫る。
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Posted by ブクログ
ホンマでっか⁉︎TVでおなじみ、池田清彦氏。
同番組で彼の研究内容を取り上げている企画があって、その時にすごい人なんだなあ、と興味を抱いたのが最初。
サイエンス的予備知識がほとんどない私には、難しい所はあったのだけど、進化論を唱えたダーウィンや、ダーウィンを引き継いだネオダーウィニズムに対する批判と考察は面白かった。
なぜ、ヒトに至ったのか。
なんとなく、今ヒトに至っているのだから、まあ何かしらそうなってこうなったのだろう(笑)とあまり深く考えなかった進化論。
でも、その過程を考えるだけでも、多様な見解があって、ここからどうなるのかを考える上でも非常に重要なポイントであることはよく分かる。
確かに遺伝子操作だけで種を超えた大進化が行えるなら、とっくにエライ事態になっているんだろうな。
しかしながら複雑かつ、巧妙なシステムが何故組み上がるんだろう。『鋼の錬金術師』じゃないけれど、生き物のバランスって本当に不思議で、怖くもある。
ヒトとして在ることを改めて考える良い機会だった。