あらすじ
東欧F国にて暴走した『白き女王』の戦装束『真実の剣』は、世界を吹き飛ばそうとしていた。 一方、残された女王に信楽真紗美は告げる。城山恭介と世界を救うなら、人の何たるかを知る必要があると。
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Posted by ブクログ
何か今回登場人物の言ってる事が微妙に理解しづらいと思いながら読んでたんだけど、あとがき読んだら何となく分かった。最初から兄上の女王評を一切信用してなくて、何だったらおめめグルグル時代のオリヴィアの言い分を正論と思ってたからだ。 正論なんだけど、それはそれとして白き女王がやった事考えると兄上が殺そうとするのは当然。感情論で潰しにかかっても良いし、世界のためとか言い分を飾りつけても良いんだ兄上も人間だぞ。って思って見てたから兄上の女王への態度に対して苦言を言われても、今更?(困惑)って感じになってたんですね。
ヒロインズわちゃわちゃ幕間と、兄上過去編は違和感もなく面白く読めた。互いが互いの取り上げられた玩具を秘密裏に取り戻して貯めてたところ好き。そして色彩なき童女の正体が分かって、兄上が求めていたのが家族愛だと分かると、何でここまで自分がヒロイン力を感じてたのかが分かった。この子対兄上ヒロインとしての完成系なんすね。 弱体化白き女王は可愛かったです。上みたいな違和感も持ってたから、自分がやってきた事への自覚とプレゼントは渡せない事を予期してるとこも印象良くなって可愛さが上がった。