あらすじ
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「ぼくは、あいつが すきじゃない。だって、いっつも いばってるし、らんぼうだし、じぶんかってだし。 それに かおが なんか おっかないんだ。」「ひるやすみ。 あいつは グラウンドで ヒロキたちと ドッジボールをする。 ぼくは きょうしつで タカシくんや ショウちゃんと けしピンだ。」「きょうの ごごの たいいくは、ににんさんきゃく。 うんどうかいの れんしゅうだ。 ぼくは あんまり やりたくない。 はしるのが とくいじゃないから。せんせいが いった。 『せのたかさの じゅんばんで 2れつに ならんで。 おとなりのひとと ふたりひとくみに なりましょう』うわ、あいつとだ。」――タイプのちがう二人の少年が、二人三脚の練習をとおして近づいていきます。でも、仲良しになるわけではありません。その微妙な距離感をえがいた、さわやかな絵本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
学生時代あるある、が伝わった
インドア派な「ぼく」
アウトドア派な「あいつ」が
二人三脚で協力することで親密になった。
競技が終わったあと
名残惜しそうな「ぼく」の心の変化が可愛らしかった。
本当は素直に自分の気持ち、考えを伝えたいはずなのに、変に気を使いすぎて言えなかったり照れたりしてたのかな。
Posted by ブクログ
いばっていて、乱暴で、顔が怖くて…と、なんとなく苦手に思っていたクラスメイトの「あいつ」と運動会で二人三脚をすることになった「ぼく」。練習を通して友情を育んでいく様子がよかったです。
言葉を交わさなくてもピースサインだけでお互いの気持ちが通じ合えたラストも素敵でした。男の子なら共感できる本だと思います。
Posted by ブクログ
読み聞かせ使用。ゆっくり読んで7分30秒程度。
運動会の話であり、クラスのちょっと苦手な子と交流する話でもある。
二人三脚の絵が迫力あってよい。
運動会後のエピソードも丁寧でよい。
子どもたちも一生懸命聞いてくれた。
Posted by ブクログ
息を合わせ、心を合わせ。
それが難しいならいっそ何も考えなければいい。
走ってる場面は大迫力です。
友達の本であり、運動会の本であり、お兄ちゃんの本でもあります。
Posted by ブクログ
ぼくはあいつが好きじゃない。
クラスで苦手な男子。いつも威張ってて、乱暴で、なんか顔がおっかない。休み時間にはドッチボールをしているあいつ。
ぼくは教室でけしピンで遊ぶ。
運動会の二人三脚で、ぼくはあいつと組むことになった。
はじめの一歩は結んでいない方の足から、あいつは言った。ぼくは結んだ方の足からスタートしたかったけど。
そして練習では転んで、失敗ばかり。
明日は運動会。放課後、あいつは練習するぞと言った。
だけどそれでも失敗ばかり。でもその時・・・
元気で威勢のいいあいつと、大人しくいぼく。
苦手な相手だけど、運動会の練習をきっかけに、お互いを認め合う。いいと思います。
運動会前に。
中学年くらい〜かな