【感想・ネタバレ】下町ロケット ガウディ計画のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

先月読んだ作品の続編。
こちらも数年前にドラマ視聴していての原作初読み。

同じ感想になるが、心臓の弁を医療用バルブで、、と読んでもピンとこない。
そこでドラマの映像が、子どもたちの入院シーンや福井の中小企業にあった医療用の繊維を織る器機がよみがえってきた。
ガウディ編では病名、医療機器の名称、お役所への申請(PMDA)など、これまた小説だけでは難解すぎる。

本作のさいごにあった解説をよんで初めて知ったが、原作の小説の執筆中に、ドラマの放送開始。
しかもドラマ1作品のなかに「ロケット」と「ガウディ」の小説2作分を詰めこんであったそうだ。

たしかに文字だけでは伝わらない部品の形や開発の苦悩、ロケットの打ち上げや人工弁ガウディが正常に動く様には感涙だった。


池井戸作品で忘れてならないのは、悪人で奈落へ堕ちていく者もあれば、改心して次の道を進む人もいること。
敗者でも二通りあるんだと示してくれる。

主人公 佃も一度失敗したロケット開発とはちがう、新しい夢にむかうように、前を向いていこうという力を与えてくれる。
あっぱれ!!

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回もよかったね。
確かに開発は損得勘定があるのよ。
残念だけれども世の中はカネ。

だけれども、それに関わって
その結果できたものはリスクは大きいけれども
それ以上に未来を作り出すことができるの。

今回の相手はそれを急ぎすぎたわね。
そして急ぎすぎたあまりに完成していないデータを
盗み出してしまったというね。

まああの人の逮捕は必然でしょうね。
そんなことをする人にNASA(笑)の技術は
微笑みかけてくれるわけないでしょうに。

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何のために仕事をするか
誰のためにその仕事をしているのか
人の命を救う医療機器を作りたい
たくさんの子どもの命を救いたい
そんな想いからはじめた仕事も
営業ノルマや収益目標に追い立てられるうちに
いつのまにか自分の地位や利益に心が廃れていく
その目的を見失ってしまった大手企業社員と自分の仕事の意義を自覚し
その部品が完成してもなお良いモノ作りをしようと
ひたむきに改良努力を続ける中小企業の若手社員
この対称的な姿になんとも言えない気持ちになった
前者もはじめは同じ夢を抱いていた
どこでその道が分かれてしまったのか

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語中盤まで佃製作所がピンチでモヤモヤするけどそれを後半で一気にスカッとさせてくれるのがたまらん!

内容は知っててもドラマで阿部さんが演じしとるバージョンも見てみたいな〜

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今作も池井戸潤らしいハラハラドキドキの作品であった。佃製作所が金や権力に執着した者に翻弄され、ねじ伏せられたかと思いきや、正義は我にありという言葉通りの結果になった。夢を大きく持つ佃製作所の社員が輝いてみえ、つまらぬ権力者に情熱や誠意で立ち向かっていく佃達を応援せずにはいられなかった。

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2022年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実は前作は読まずに、本作を読んだ。
池井戸潤のことはもちろん知っていたし、他の作品は読んでいた。
なので、おおよそのストーリー展開は想像できたし、オチもある程度予想できた中で読み進めた。
それなのに、結果が気になって気になって、一気読んでしまった。
どうやって逆転していくんだろうか、これでいけるかと思っても、まだどんでん返しがあるのではない、そんなドキドキを募らせながら読んだ。

とても面白かった。
なにより佃社長や、佃製作所の社員、開発パートナーのみなさんの人間性が好きになった。
誠実さと熱意、信頼関係、そういったものがビジネスを成功させると私も心から思う。
読んでいるほうもとても熱い気持ちになった。

池井戸潤の作品を全て読みたい、と思った。

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2022年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

貴船の妨害によってガウディ計画が実現不可能になりそうなときでも、病気の子供たちを思いながら試作品の設計を進めていった立花と加納。
人工心臓の部品を製造していたサヤマ製作所が問題を起こしたことで地位を失い地方病院に飛ばされた貴船は医師としての初心を思い出すことで逆に清々しい気持ちになっていた。

長いこと同じ仕事に携わっていると仕事の本来の目的を忘れてしまい、地位や名誉などに囚われてしまうが、初心を忘れないことの大切さを教えてくれる物語だった。
佃社長も前作での怒りっぽさはなくなり、取引先との駆け引きや営業が上手くなっていて、会社としてしっかりしてきた印象。

次の3巻目も期待!

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2022年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

THE池井戸潤といった一作。
ワルモノのせいでピーンチ→みんな力合わせて頑張る→圧倒的閃きっ…!→正義は必ず勝ぁつ!のパターンです。
それだけに第一作目や半沢読んできてる人たちにはちとマンネリ感もあるかもです。

完膚なきまでにワルモノを叩き潰す半沢と違って、ワルモノの言ってることに正論もあったり、ちょっとイイシーンなんかもあってグッと来ます。半沢のセリフですが「基本は性善説」ってのは池井戸さんのポリシーなのかもしれませんね。

今回のメインは医療機器。
人の命に関わる話だけにロケットよりのめり込めます。
やっぱり、直接人の助けになったり、人の役に立てる仕事っていいですよねぇー…うらやましい。
自分もこんな感じのドライビングフォースを見つけなきゃな。

仕事に夢をなくしたらただの金儲けだ。それじゃつまらないだろう?
いいセリフだっ!

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2021年08月19日

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