あらすじ
とあるピアノソナタに秘められた真実がナオと真冬を結びつける「Sonate pourdeux」。フェケテリコに新しく加わったサポートメンバーと千晶の交流を描く「翼に名前がないなら」。治療のため渡米した真冬とナオの間を行き来するユーリ――本編4巻の空白の時間を埋める「ステレオフォニックの恋」。神楽坂のトレードマーク、黒のレスポールにまつわる過去のバンドの逸話、「最後のインタビュー」。さらに哲郎を描いた掌編「だれも寝てはならぬ」の5編を収録。恋と革命と音楽が織りなす物語、珠玉のアンコール・ピース集。
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Posted by ブクログ
本編から何年も経ったエピソードがあり、新鮮だった。あとがきにも書いてあったけど、タイトルの通り別れの要素がたくさん入っていて、切ない部分が多かった。特に響子のエピソードかな。あの後リュウジがどうなったのかがわからないあたり(恐らくは亡くなったのだろうが)、切なさがじわじわと滲み出てくる。
Posted by ブクログ
いやー面白かった。そして終わっちゃった-。
音楽を軸にした恋の物語がついに完結。
そして結婚ですか、はぁ。
なんというか、こんな青春がおくれたら…とか考えると欝になってきます。
Posted by ブクログ
本編の後日談とサイドストーリーの短編集。
なんと言ってもナオの真冬へのプロポーズが見れたのが幸せ。
幸せな二人のその後が読めてよかった。
それにしても相変わらずナオは鈍感だ(笑)
一辺死ぬべきだと思う(爆)
その他の話は、どれもすごく切なかった。
橘花の想いも、
神楽坂先輩の過去も
ユーリの恋も
みんな、苦しいほどに真剣で、そのくせ、自分を誤魔化したり隠したり出来なくて、そして、傷ついても前に進もうとする。
うん。どれも心に響く話だ。
オヤジさんは相変わらずだけどね(笑)
それにしてもこのシリーズの登場人物はみんな魅力的。
その中でも神楽坂先輩はほんとすばらしい! 惚れる!
十分満足した後日談だったけれど、ただ一つ心残りなのは、
いつか実現するであろう大人になった4人の(橘花を加えて5人でもいいけど)フェケテリコライブ。
その時は、絶対ナオのプロデュースで(演奏ではコーラス担当だな)みんなが飛ぶところをを見たかった。
それだけでも、ぜひ!
Posted by ブクログ
評価:☆4.5
巻数的には最終巻にあたる本巻。内容としては本編の後日談がメインとなっています。
大人になっても相変わらずなナオと真冬が微笑ましいw
自分も家事をこなそうとする真冬がいじらしいったらない(*´Д`*)
真冬みたいな可愛い子と結婚出来るのにめんどくさいとかどうして結婚なんてするんだろうとかナオてめーふざけんじゃねー!(笑)
ナオの結婚でエビチリは落ち着いてるのに哲郎がおたおたしてるのが可笑しかったw
他にもふたりだけのためのソナタ・二人になったフェケテリコの後日談・ユーリのステレオフォニックの恋・神楽坂先輩の過去話などなど。どれもよかった。新メンバー候補のベーシスト橘花もいきなり出てきた割に溶け込めてたと思う。
後日談メインだったけど全く蛇足になっておらず、完成度の高い一冊だった。まだまだ続きを読みたいぐらいw
杉井先生、いい作品をありがとう!
「toujours ensemble(いつでも共に)」
「嬉しいから泣いてるの!なんでそれくらいわからないの!」
「同志相原がいなくなったら、私はフェケテリコの名前を捨てるよ」
「……わたしが。……忘れさせます」