あらすじ
「咳をしてもひとり」「いれものがない 両手でうける」――自由律の作風で知られる漂泊の俳人・尾崎放哉は帝大を卒業し一流会社の要職にあったが、酒に溺れ職を辞し、美しい妻にも別れを告げ流浪の歳月を重ねた。最晩年、小豆島の土を踏んだ放哉が、ついに死を迎えるまでの激しく揺れる八ヵ月の日々を鮮烈に描く。(講談社文庫)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
尾崎放哉はじめて知った
終盤はどんよりしていくが、お遍路さんの訪れや近所の看病してくれるおばさんのことなど、良いこともあり対比が素晴らしかった
薫さんはなぜ最後の最後に飛んできたんだろう。どういう心境なのか
Posted by ブクログ
尾崎放哉の死の8ヶ月前からの話。すでに金もなく体も弱っているのに金があれば酒を飲み、助けてくれる人たちを逆恨みしたりと、兎に角放哉が駄目で弱い。それでも死が近づいてくる後半になってくると、自分勝手な放哉の行動も悲しく感じてくる。一二や井和泉、シゲさんなど厳しくしたり助けてくれたりする人たちの存在が有りがたい。死後に放哉の庵を訪れた妻の話なども心に残る。吉村昭はやはり良い。