あらすじ
「怒り」は、人間にとって、自然な感情です。
無理に抑えたり、感じないようにするのは、かえって不自然な行為。
怒る必要があることは怒ってもいいのです。
大切なのは、相手に伝わるように言い方を工夫すること。
とはいえ私たちは、怒りという感情の扱いについて、
教育を受けてきませんでした。
だからどう怒りという感情を表現していいかわかっていません。
いつも感じたまま怒りにまかせて相手にぶつけたり、
人によっては気持ちを自分のなかに押し込んでしまったり……。
本書では、
アメリカで生まれた「アンガーマネジメント」という、
怒りと上手に付き合う理論をべースに、
怒りという感情の扱い方、相手に伝わる言い方を、
仕事やプライベート、いろんなシーンに分けて、
状況別のセリフ、会話を紹介して、○と×で明快に解説しています。
怒りの根底に潜んでいる悲しみや悔しさ、不安、困惑、さびしさ、恥ずかしさ、
驚き、罪の意識、恐怖、嫉妬、自責などの表現しづらい感情、思いや気持ちを、
相手との関係を壊すことなく伝える言い方を身につければ―
□ムダな怒りがなくなる
□生きるのがラクになる
□イライラしなくなる
□怒っている自分を責めなくなる
□職場の雰囲気がよくなる
□仕事の生産性が上がる
こんな効果が得られるようになるのです。
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Posted by ブクログ
怒ってもいいんだ。怒りという感情は、決して恥じたり隠したりしなくてもいいんだ。そんなことを気付かさせてくれた一冊だった。
人間は3つのタイプに分けられると著者は語る。
攻撃型、受身型、アサーティブ型。
私はどちらかというと受身型だ。
何か強く主張されたり、非難されると、
黙りこくって、もやもやしながらも結局は自分が悪いんだと考えてしまう。そうするのが相手を嫌な気持ちにさせずに済むと信じてきたから。
この本を読んで、アサーティブ型になりたいと感じた。
まずは家族。そしてやっかいな仕事仲間に対して。
以下、今日から実行すること。
①何を一番いいたいのか、はっきりさせる
②自分の本当の気持ちを言葉にする
③注意する時は何をどう変わって欲しいのかを具体的に伝える
④「私は」を主語にして伝える