あらすじ
夫の不倫を疑う妻、若い部下の扱いに戸惑う部長、仕事に詰まったキャリアウーマン……どこにでもいる人々に起こった、8つのちいさな奇跡。大切な人の温もりと優しさに包まれる、感涙の物語。
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Posted by ブクログ
『新たな門出に射し込むほのかなひかりの短編集』
思い出したくない、忘れたい過去から逃れたいと願う人達が、新たな一歩を踏み出すための光明を見出すまでを描いた8つの短編集。『褒め屋』の与田くんのオヤジの口癖『人も梅の実も褒めてやれば立派に育つ』は至極名言!
Posted by ブクログ
日常を題材にした短編小説集。
とりたてて大きな感動があるわけではなかったけど、
するすると読めてほんの少し心に染み入るような感じでした。
Posted by ブクログ
ちょっとほんわかするハートウォーミング系の短編集かな。パソコンを習い出した父が、じつは嫁に行く娘のビデオを編集するためだったという「想い出バトン」がよかったかな。
Posted by ブクログ
つまらなくはない。苦手なジャンルだが心温まる話も半分くらいある。
心に残ったフレーズ
・男っていうのはなかなか普段の子供の成長を見られない。ただ、その普通の暮らしの中にささやかな幸せがあるって事を忘れちゃいけない
・これからは君が中心になって思い出を重ねて言ってくれ。バトンは渡したからな、頼んだぞ。
・人生のマウンドってやつはさ、一度上がっちまったら自分一人で投げ抜くしかないんだ
・涼子さんは優しくて笑顔が素敵で一生懸命生きています。
・抱えた問題を解決できるのは自分だけだ
Posted by ブクログ
日常のちょっとした断片を切り取ったような8つの物語。
いずれも”家族”が共通のテーマとして描かれているけれど、大げさなお涙頂戴系ではなく、じんわりとした余韻を残してくれる8篇でした。
「思い出バトン」が特に良かったです。
お涙頂戴系ではないと書いたばかりですが、この1篇だけはボロボロ涙がこぼれてしまった。
というのもこの物語でお父さんが娘に渡したあのプレゼントは、私が結婚したときに父が贈ってくれたものと同じで、当時の自分と重ね合わせて読まずにはおれず。
ちょっとカラーの違う「ワイシャツの裏表」も好みでした。