【感想・ネタバレ】将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!のレビュー

あらすじ

読解力は学力の基盤であり、それを培うのが読書。地頭が作られる10歳くらいまでに、どれだけの本を読んだか。読んでもらったか。幼少期の読書体験がその後の学力に大きく影響を及ぼす。
効果的な読み聞かせの方法、どういう本が良いのか、どうしたら子どもが本好きになるのか。また、本を読むことがどれだけ国語力ひいては学力全体を伸ばすことになるのか…。「受験のプロ」として、読書の大切さをおりにふれ力説する著者が、具体的に解説します。〈読むだけで頭が良くなる〉厳選本145冊も紹介!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・子育て方針に迷いがある方はぜひ!

→色々しなくても、読み聞かせをすれば間違いない!読み聞かせの本を何冊か読みましたが、どの本にも共通してこう書いてあります。
この本も然りです。情報が溢れているこの世の中で、この言葉は迷いがちな自分にはとてもありがたかったのです。


・英語を習う?塾に行く?それよりは本

→本は最高の知育教材。
「これ読んで」=「一緒に勉強しようよ」
この考え方いいですよね、やる気出るw


・10歳までの子供に厳しい勉強を課すのは肥料のやりすぎ

→10歳くらいまでは子供の頭は成長過程でモワッとしている。水や日光をたっぷり与えていれば、咲くべきときにきちんと花が咲く。


・一音一音ハッキリ読み

→作者さんの編み出した音読法。試してみましたがなかなか難しい。
絵本を聞けない子=読んでいる音が聞こえてない、という考え方が斬新でした。確かに、聞こえなければ聞く気無くしますよね。日本語が未熟な子供には語尾まではっきりゆっくり読んであげるのがポイント。

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2019年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書の基準に従えば、どんどこももんちゃんと源氏物語は同じカテゴリーに入る。
これは、音の良い文章(言葉・本)という基準による。
これらは音読を通して確かめられ、また効果的な学びにつながることができるという。

自分としては、口伝によって継承されてきた源氏物語や枕草子とそれを元にした徒然草がこうした基準に基づいて挙げられていることが発見。それぞれまともに読んだことはないが、興味が湧いた。

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2019年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・読書量の貯金がたっぷりある子は本気になったらグッとあと伸びする。
・日本語でものごとを理解・表現する力(日本語了解能力)を高める近道が読書。どのように使われるか、生きた言葉が詰まっているのが本。
・読書はもっと知りたいと知識を広げる手助けにもなる。
・読書家というだけですでに少数派であり、それだけで周囲から頭ひとつ抜き出る。
・人一人にできる経験には限りがある。それを補ってくれるのが本。本との対話によって、自分自身の幅を広げ、思考を深めていける。
・子どもへの読み聞かせには一音一音ハッキリ読みが良い。
・読み聞かせには仰向けになって一緒に寝転がって読むのが良い。子どもは安心感を、親からするとチョロチョロ防止にもなる。
・音の良い本を読み聞かせたい。
・めちゃ読みが出てくれば成功。
・紙芝居も有効。

・家庭内の環境設定が重要。
①本をたくさんあげる。
②本でいっぱいの本棚を見せる。
自発的にそうなるように引き出す。
子どもがいつでも読める環境にあり、親子で一緒に楽しめるように。
物理的にも心理的にも本があるのが当たり前の環境をつくる。
③本は惜しまずどんどん買う。欲しがった本の関連本も併せて買う。たくさん買ってもらえると子どもは嬉しくて本好きになる。
④買うのも読むのも選ばせると満足感を得ることができ大好きになる。

・この時間はこれをやるというルールがベースにあると、良い習慣がつきやすくなる。学校から帰ったらすぐ宿題を習慣づけたい。
・寝る前に本を読む時間を。知識が定着しやすい。テンションを落ち着かせ、眠りに入りやすくする。読み聞かせしながら親の隣で寝ると情操の安定にもつながる。

・本のプレゼントとは、一人の人間の人生を豊かに変えていくほどの大きな力がある。
・本を読んでいる友だちをあからさまに褒めて対抗心をあおる。

・読み聞かせで本の内容を覚えてきたら子どもに本を読んでもらう。識字率が上がる。

・本を読んでいるからこそ培われる常識・教養がある。それは学力や人生を裏支えする大きな柱となる。

・細密な絵を見入る経験が視覚的な記憶力を伸ばす。関心を見せた分野には図鑑を。そして実物を見せたい。

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2019年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10歳までは勉強をさせるよりも、たくさん本を読ませること、読む習慣を作ることの方が大切
読書習慣をつくるには、両親が本を読む姿を見せること、毎日本を読む時間をつくること、読み聞かせを毎日すること
読み聞かせをするときには、抑揚をつけて読むよりも、一文字、一文字きちんとゆっくり読んであげること
夫婦で読書好きのうちとしては、本を読む子に育てたいのと、本だけはたくさん買ってあげるようにしたいと意見が一致しているので、今後の参考にと思って読んだけれど、とても為になった
自分を振り返ってきても、両親が本を読む姿をみて育ってきているので、本を読むことに対して違和感がなく育ったのは確かにあったなと思う。あまりテレビやゲームをする時間を作ってはいけないとのことだったけれど、テレビ好きの自分としては、テレビの時間を今後削るの課題だなと感じている。

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2018年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書が学力に関係するというのは何となく分かってもいるし、これまでも同様の研究やら書籍やら記事やら山ほど読んできたので今さらこの手の本を買うのも・・・とためらわれたけど、実際に読んでおきたい絵本や児童書のリストがついていたのが決め手になり購入。
正直そこまで目新しいことが書かれていたわけではないけど、これを読んで再度納得できたことがあったから結果読んで良かったかな。
ただ、これを読んだのは確か息子が9歳ごろの話で、その頃には時既に遅し感が否めなかった。
幼少期や小学校低学年でこうしたほうが良い、と書かれていることがことごとくできていなかったことに焦りと苛立ち、絶望と諦観を感じていた記憶がある。
自分の場合子育て本を読むと、理想と現実の乖離が激しすぎてあまり役立たないだけでなく自己嫌悪や劣等感やジレンマを抱えるだけで終わってしまうことが多い。
(じゃあ読まなければ良い、はずなのにやっぱり気になり手に取ってしまう)

結局うちの子は本好きにはならなかったけれど、逆に読書嫌いにはならなかったようなので、そこは幸運だったかもしれない。
親が読んで欲しいようなものには興味を示してくれないけれど、ピンポイントで自分が興味があるものには手を伸ばしているみたいなのでヨシとしよう。
親がいくら働きかけても、やはりその子の性格や特性というものがあるので、仕方ないものは仕方ない、と割り切ることが最近になってやっとできるようになってきた。(それまではWhyとHowの無限ループに陥り落ち込む日々だった。)

結局推奨されている本のリストは子育てには全く活かせなかったけど(何を勧めても却下もしくはスルーされる)、まぁ自分自身が新しい絵本に出会ったりできたからヨシとする。知らないけれど面白そうな絵本や児童書がたくさん載っていた。

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2024年09月18日

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