あらすじ
敗戦から高度成長に至ったわけ、学校では教えない「日教組」、アベノミクスとバブルの教訓まで。池上彰教授のわかりやすい戦後史講義を実況中継!
歴史の授業ではなおざりにされがちな「日本の戦後史」ですが、社会に出るとこれほど「使える」分野はありません。そこで、池上彰教授の東工大講義シリーズ第2弾は、『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」』。平成生まれの学生たちに、日本が敗戦から不死鳥のように甦った道筋から、現在の問題を解くヒントを教えます。「アベノミクスはバブルから学べるか?」「政権交代の不思議な歴史」「学校では絶対に教えない『日教組』」など、ビジネスパーソンにも参考になることばかり。
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Posted by ブクログ
高校までの歴史の授業ではあまり真剣に扱わない、というか教える先生たちにとっては実際に生きてきた時代であるが故に歴史として認識されていない現代史を、池上流に解説してくれる本です。
東工大での授業がもとになっています。
正直、知らなかったり、適当に知っているふりをしていることが多かったです。
平成になって25年以上が経過し、大人たちにとっての現代は、若者にとっての歴史です。その断絶というのが、いつまでたっても問題が解決に向かっていかないことの裏にあるのかもしれない。
ただでさえ、日本は歴史について検証を詳しくすることなくうやむやに先送りする傾向にあるので、我々も事実を教えられなくても調べ、考えていくことが大切であると、痛切に感じました。