【感想・ネタバレ】実践理性批判1のレビュー

あらすじ

「人間が真の意味で自分を自由であると認識できるのは道徳法則があるからであり、また自由が存在しなければ道徳的な法則をみいだすことはできなかった。」本書は、思弁的な理性を批判した『純粋理性批判』につづくカントの第二批判書であり、倫理学史上、最も重要な古典である。

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Posted by ブクログ

抽象的で非常にわかりにくいが、カントは抽象的なまま考えていたから、仕方ない部分も多いよね。中島義道によれば、もともとラテン語で思考し、出版する予定でいたらしい。

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

なにかするときにどうしてそうするのか。どのようなしくみによってそうすることを判断するのか。簡単に言えばそんなことが書いてある本です。
行動原理は経験主義に非ず道徳によるということを言っておられます。
最初何言ってんのと思うようなことも1ミリも疑問を残さず解消してくれるのがすごいです。純理を読んでいればそんなに難しさは感じないけれど、必ず純理を読んでから読みましょう。
ていうかカント読んでから「哲学」にくくられる分野の読物をカント以外読めなくなってしまった。咀嚼に時間がかかるようになっているというか、思考の道を放置しすぎてて荒れ地になっちゃってる感じがしないでもない。それが唯一の害。しかしその他何かほかのものを読んでいる時なんかにリンクする思想に彩られた一文を見つけると心が躍る。子供にしか哲学をできないという永井均さんの言葉に賛成しますが、哲学の読物は面白いです。2巻に続く。

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2014年03月18日

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