【感想・ネタバレ】悪女は自殺しないのレビュー

あらすじ

ドイツ、2005年8月。警察署に復帰した刑事ピアを待ち受けていたのは、上級検事の自殺だった。時を同じくして、飛び降り自殺に偽装された女性の遺体が発見される。実際は動物の安楽死に使用される薬物による毒殺で、夫の獣医や彼の働く馬専門動物病院の共同経営者たちが疑われる。だが刑事オリヴァーが指揮を執る捜査班が探るうち、被害者へのとてつもない憎悪が明らかになり、さらに背後に隠されたいくつもの事件が繋がりはじめる。謎また謎の果てに捜査班がたどりつく真相とは。〈ドイツミステリの女王〉の人気に火をつけたシリーズ第1弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドイツの作家、ネレ・ノイハウスの警察小説オリヴァー&ピアシリーズ第一弾。
邦訳はシリーズ3作目から変則的に始まったため、しばらく様子見してたらいつの間にか10年積読。。。

オリヴァーの知り合いの高名な弁護士の自殺死体が発見される。時を同じくして、馬専属医師の妻の死体も発見される。妻は周囲の人から相当嫌われていて、誰が容疑者となってもおかしくない。この二つの事件は関連があるのか。。。

死んだ妻が題のとおり、酷すぎる悪女で。絶対自殺しないだろうと笑。
非常に読みやすく、スラスラと読める典型的な警察小説。。。。なのだが、登場人物の名前が覚えづらすぎて。馴染みがないためか、登場人物表と行ったり来たりを繰り返した。
また、簡単な事件のはずが徐々に複雑な様相を描き始め、という体のストーリーなのだが、ラストがちょっと残念だったか。

少しピアのキャラが立っていないかとも思ったが、長いシリーズものでしっかり日本に入ってきているので、末長く期待。

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2024年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「深い疵」「白雪姫には死んでもらう」と、日本での出版順に読んできて、いよいよ出版順では3番目ですがシリーズ最初の本作に。
さすがにシリーズ最初なので、オリヴァーとピア以外の捜査班の面々は大人しめ。
フランクは最初から仕事の好き嫌いというか、手抜きをするタイプだったのね。

しかし、最後の最後まで犯人の見当が使いないのは今と変わらず。
だって怪しい人が多いんだもの。
っていうか、怪しくない人がいない。
みんなが彼女を殺す動機を持っている。

そんな人にはなりたくないなあ。
騙されてバカを見るのは嫌だけど、人を騙してバカを見させるのって、張りぼての人生のような気がする。

正義と法律の限界に引っ掛かりを感じ続けるところに、オリヴァーの誠意を見る。
この場合の正義には確かに共感するけれど、大勢の人がそれぞれの正義を主張して譲らなかった大変なことになるわけで、だからそこに法律の存在意義があるのだが。

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2021年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久々のドイツ発の警察もの。ドイツの作家と言えば「漆黒の森」やクリスチャン・フィジック(新作が出ない!)のサスペンス物しか読んでなかったかな?
ネレ・ノイハウスは「深い疵」が有名なようだけど、敢えてシリーズ一作目から読んでみることにした。

話の語りはスゴくスムーズで読み易い。刑事コンビ?が追う墜落死が他殺と判明し、その捜査上で次々と暴かれる犯罪に複雑な人間関係が濃い。主人公が特に名探偵になっているわけでもなく、謎に直面しながら丁寧に捜査する過程を描き、錯綜した謎が徐々に解明されていく展開は見事で、ラストまで真相がうまく煙に巻かれている。

残念なのは、肝心の二人のキャラが描かれているのだけど、今一つ個性が感じられない点。いくら地の分で色々描きこんでも、セリフや行動にインパクトがないのは残念。これは次作以降に期待かな。
いずれにしろ、シリーズ一作目にしても十分以上の出来。
人物一覧がないと、ドイツ人のキャストは憶えれない(-_-;)
詳しく作ってくれている一覧には感謝。

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2017年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私のお願いは天に通じたようだ。
「深い疵」「白雪姫には死んでもらう」と読んできた、
オリヴァ―とピアシリーズの第1作がようやく翻訳された。

オリヴァ―とピアの最初の出会いや、
コージマが映像制作者としてばりばり働いている様子を見られて、
時を遡った気分で楽しかった。
ピアはもう検視官の夫と別居して農場に住んでいたが。
(話は流れるが、決して田舎生活にも農場生活にも憧れない私でさえ、
ちょっとうらやましくなるような生活だ)

オリヴァ―が昔の恋愛を思い悩んでお風呂で寝込んでしまうところや、
疲労困憊のためか捜査の最後の方で暴走し、
動物病院の医療助手に投げ飛ばされてしまうところが面白かった。

しかし、どうだろう。
このシリーズをまだ読んでいない幸運な人々には、
第2作が翻訳されるのを待ってから時系列順に読むように勧めるべきか、
私と同じようにタイムマシンに乗った気分を味わうように勧めるべきか。
悩むところだ。

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2015年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これが自主出版❗
驚きです。

深い疵から読んでまして
逆行してここに。

残りの作品も追っかけます!

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オリヴァーの?が思っていたのと違っていたので、ドイツの刊行順とも日本の刊行順とも違う順で読んでることに気がついた。
人間関係がごちゃごちゃしていて、なかなか区別が付かなかった…。最後の最後まで誰が犯人か全然分からなかった。
オリヴァーが第一作目から、格好いい。読んでない「深い疵」も早く読みたい。

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2016年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オリヴァー&ピアの1作目。
最初の事件ってまあこんなもんか。獣医さんのグループGJだけどオリヴァーそれ捕まえなくていいの?

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2015年11月27日

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