あらすじ
老いる前に身辺を見直して、今後の生活にいらないものを整理すること=老前整理を提唱してきた著者による、老後に快適な生活を送るための生き方指南書。高齢になればなるほど整理はおっくうになり、悪化すればごみ屋敷のような社会問題に発展する場合も。本書では、片付けられずモノに囲まれて暮らす人が、老前整理の考えを知り、思い切って整理に取り組み、生き生きとした暮らしを取り戻すさまと、そのための具体的方法が描かれています。実用的で、社会的使命もある新しい整理術の提案。別居している親の介護が心配なあなたにも、ぜひ。
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Posted by ブクログ
自分が亡くなってから子供や親類にしてもらうことになるのが遺品整理。これはした人に多大な疲労をもたらす。
それならばと、亡くなる前に自分の死を見すえてするのが「生前整理」。これはあくまで死ぬための準備である。
この筆者が提唱するのは、残された人生を心地よくすっきりと過ごすためのいわば自分の人生のための「老前整理」である。
この言葉はまさに目から鱗。
人生をよりよくするためなのだから、いつからというわけでもない。
いらないものに囲まれて、思い出に執着して生きるのはやめよう。今本当に自分にとって必要なものを取捨選択することは、これからの自分の生き方を決めることに他ならない。
そんな思いをたしかにさせてくれた。
そして、さっそく食器棚の何年も使ってないけど、揃いものだというだけで取っておいた食器をぽいぽいと袋に詰め込んだ私である。