あらすじ
「母子家庭」、そこには、この社会の矛盾が最も明確に表れる。離婚を決意させる夫からのDV。頼りにできる人もいないたった一人の子育て。子どもを理由に面接に通らず、やむなくキャバクラで働く。派遣とバイトと子育てのギリギリの生活。期待できない養育費。こういった状況で彼女たちはいかに生きているのか。そこで育つ子どもの運命はどうなるのか。母と子の厳しい現実に寄り添いながら、生きる希望を見つけるための渾身のルポ。
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Posted by ブクログ
読み進めるのに、とても時間がかかった。考えさせられることが多かった。自分自身を振り返るのにも、よかった。
著者は、よくこれだけ取材したなあと感じた。人の踏み込んでほしくないところを、聞きだすのはどんなに大変だろうか。
そして書いてあったように、踏み外したら崖からまっさかさま、そんな危ういところでシングルマザーは生きている、よくわかる。
シングルマザーになる前に、この本を読む人がひとりでも増えるといいなあと思う。