あらすじ
梶真琴(かじまこと)が、喫茶店で耳にした不可解な会話。それは、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景だった。男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だと宣(のたま)う。漫画家志望で引きこもりの梶は、なかば強引に死神業を手伝わされることに。最期を迎えた人々を問答無用であの世へ送る、空前絶後、死神お仕事小説! ――あなたは、死んでいないと言い切れますか?
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Posted by ブクログ
流れるように口から悪口が出てくる男が出てくる小説です。
そんな男が好きでしたらおすすめ。
最後のどんでん返しが面白い。死神の口調も本当にクセになる。
Posted by ブクログ
主人公がまさに今の自分で、読みながら尻を叩かれているようだった。
明日から、明日やろう、
そう思っていて、死ぬ時が明日かもしれない。
ふと焦りを感じた。
死生観が自分の考えているものと似ていて、
読んでいてボロボロ泣けてしまった。
怖い、悲しい、ではないんだけど。
死神の妙に明るい口調がテーマを重くし過ぎず中和してくれて読みやすかった。
Posted by ブクログ
何うじうじ言ってんだ。さっさと行動しろと尻を叩かれているような気分になった。
これは死神に遭った男の話か、それとも創り出した男の話か。
Posted by ブクログ
猫背で覇気のない外見、子どもの頃には「死神」とあだ名されたこともある梶。
仕事もせず、ぼんやりと行きつけの喫茶店に出向くと、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景を目にする。
男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だという。
最期を迎えた人々を説得してあの世へ送る、対人スキルの低い梶は、強引に死神業の手伝いに駆り出され、自分の弱さと向き合うハメに。
元看護師で、自分の状況を冷静に判断しつつ、まだ逝けない老女。
交通事故にあって、あちこち不自由になっても明日の結婚式に出ようと奮闘する男性。
梶自身の家族関係、隣人の不穏な様子、じっとりと不幸な種があちこちにあって、グロテスクな場面もあり、決して気持ちの良いお話では無いんだけど、希望を持ってしまう。
もしかしてこれ、あれか、と途中から思って読んだら、やっぱそうか!
でもいつから?あれ?