【感想・ネタバレ】将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む―のレビュー

あらすじ

時に将軍の振る舞いに戸惑い、時に老中のバカさ加減に憤る――。家宣・家継・吉宗ら徳川将軍三代に仕えた儒学者、室鳩巣。彼が残した手紙には、政権や社会への批判、皮肉、嘆き、賞賛、喜びが、素直に記されている。最高権力者である将軍と、取り立てられた側近、実務を支える官僚たちが織りなす世界は余りにも人間臭い。いつの世も変わらぬ生身の人間と政治の有り様を、新進の歴史学者が生き生きと描き出す。※新潮新書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

兼山秘策、将軍家宣・家継・吉宗に儒者として仕えた室鳩巣が間近に見た間部詮房や新井白石が権力行使の源泉が何だったのか、家継の時に林家という敵が如何に策を弄して逆襲に転じたか、吉宗から排斥され政治権力の行使が変化したかを、自分の門下生に伝えたリアルな政治教本
不器用そうだが一本気な性格に引かれる吉宗が重用し始めた一人の儒学者の目を通し、江戸初期の政治行政が魅力的に見える

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2024年08月24日

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