【感想・ネタバレ】こらしめ屋お蝶花暦 寒中の花のレビュー

あらすじ

江戸日本橋の御茶漬屋女主人・お蝶は、悪事には拳を上げ、困っている者がいれば助けを惜しまない。周りからは「こらしめ屋お蝶」と呼ばれて慕われている。そんなお蝶の亭主・伊三郎は「お役目」だと言い残し、姿を消した。時々届く花だけが無事の報せ。いとしい人の帰りを待ちわびながら、今日もお蝶は世話焼きに駆け回る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2019/3/22
期待したよりおもしろかった。
こらしめ屋ってタイトルが好きじゃない。
すごい上から目線で独善で説教してくるようなイメージやん。
実際はそうでもなかったのに。
主役のお蝶とお蝶の愛する伊三郎以外のキャラクターの方がいい味出してる。
戯作者とおちまがいいね。

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2019年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸の日本橋と神田今川町のちょうど中間で御茶漬屋「夢見鳥」を切り盛りする女主人、お蝶さんの人情物語。ちなみに元深川芸者ということでとても気が強い美人(笑)。

「寒中の花」「初花の色」「皐月の紅葉」「六花の涼」「花嫁」と連作短編が収められています。
どの話も時代劇ドラマ1時間にするのにちょうど良いくらいの量で、基本的に後味はすっきりです。

お蝶さんと夫婦になる約束をした男が突如「御役目」といって姿をくらまし、それを健気に待ち続けるところからスタート。最後のお話で相手の男の正体も判明しますが、そこはまぁ、「ああ、そうだろうね」みたいな感じで驚きはありません(笑)。

文章がとても読みやすく、江戸の様子を教えてくれるような、頭の中で情景を思い描けるように読めました。

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2018年06月10日

Posted by ブクログ

粋な女将と周りを盛り上げる人々、女将には婚姻を約束した正体不明な男が
五話の話に彩られた市井の生きざま
最後のは男の正体は御庭番頭、一緒になるのはお預けだが
今後続くのか?

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2017年10月17日

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